第152回 究極のダイエットは原始人食にあり。

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糖質制限で具合を悪くするとしたら こんなこと、
というテーマで書いています。

前回までの記事はこちらです。

腸内環境を整えるのが鍵!安全な糖質制限を目指して。

頑張らない方が上手くいく。糖質制限とストレスと脳腸相関

油で慢性炎症やアレルギーが改善。安全な糖質制限のために。

今日は、糖質制限を超えた究極のダイエット 原始人食についてです。

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原始人食とは?

原始人食とは、農耕を始める前に食べていた食事を指します。

糖質制限は、糖質を控え、肉、魚、卵などのタンパク質や
脂質を中心に摂る食事法ですが、それに加えて

加工品を控えること、不自然な育て方をした物を食べない
ことも含まれます。

昔は1日30品目食べる事が栄養バランスだと
言われていましたが

ビタミン、ミネラルは動物性タンパク質から
摂る事が出来ますし

アザラシを食すイヌイットが
内臓も食べてビタミンCを補給していたこと
からも分かるように

一つの物を丸ごと食すことが、
本来のバランスなのです。

それが出来ない現代人だから、栄養の不足分や
抗酸化のために、色々な食材で補う必要が
あるのかもしれません。

あれも、これも食べなければ・・と思うより、原始人時代に
戻った生活を想像し、まずは

ジャンクな物を止め、ストレスを減らすことの
方が大事・・なのかもしれませんね。

まあ、無茶言っているのは承知ですが。

病気になるのは必然です。

癌も含めた生活習慣病に
かかるのは運が悪いから、
ではなく全て必然です。

必要以上に食べ、飲酒し
甘い物の誘惑に勝てず

タバコを吸い、
ジャンクフードを食べ

大気汚染や電磁波に囲まれた
生活をし

歯磨き、シャンプー
化粧品などから化学薬品を
体内に取入れ

塩素の入った水を飲み、

放射能や農薬や薬剤に
汚染された野菜や動物食を
食べ、

階段があるのにエスカレータを、
歩いて10分のスーパーに車を使う。

そのような毒にまみれた 代謝の悪い生活の結果が
病気となって現れただけ、 なのです。

誤解のないように付け加えると
私は病気になった人を貶めるつもりは
ありません。

ここで言いたいのは、誰もが知らない内に、
毒を溜めて、その人の一番弱い部分が
冒される、ということです。

玄米菜食の意義は排毒にある。

玄米菜食や、それに近い食事療法の意義は
排毒にあるのでは、と私は思っています。

だから病気になってしまった人
病気一歩手前の人は、

薬に頼ることなく、排毒的要素の強い
食事療法は徹底的に行うべきだと
思います。

しかし、長期間に渡り
このような食事を続けると
必要な栄養素が不足し人によっては

病気が悪化する可能性もあります。

もちろん、それが合っている人も
いるとは思いますが、くれぐれも

自己流で行わないこと
栄養状態が悪くなるまで無理して行わないこと

・・・が大切です。

ヒトの遺伝子に最適な食事は?

原始人食の話に戻ります。人種の垣根を越えて

「人の遺伝子に合った食べ物は何なのか」を考えると

「原始人が食べていた食べ物」になるわけです。

何処かで何度も耳にした話かもしれませんが

農耕が始まる前のヒトは
野性の動物や野生の木の実を
食べていて、

人類の歴史を振り返ると
その期間の方が圧倒的に長い
のだそうです。

農耕が始まった以降の食べ物

つまり穀物、不自然に育てられた家畜
牛乳、加工食品全般に対して

人の遺伝子は適応出来ていないのです。

そのような視点で考えると

動物性タンパクを徹底的に排除し
穀物ばかりを食べるベジタリアン

不健康な家畜の肉や、加工肉、チーズ
トランス脂肪酸だらけの揚げ物を
やたらに食べる糖質制限主義者

どちらも不自然で遺伝子にあった食べ方
ではないのです。

究極のダイエットは原始人食

「原始人の食べていた物」

それが人間が健康でいられる
食事の原点であり

更に原始人的な生活に少しでも
近づけること、

その視点を元に生活をしていけば
必然的に痩せるのではないか。

この考え方が、一番シンプルで
的を得ていると私は思います。

健康な肉を選ぼう。

そう考えると、野生の肉、魚を捕獲して食べるのが
理想ですが都心に住んでいる人は、まず無理です。

それに近い物を選ぶのが、一番現実的かと
思います。

狭い飼育部屋で病気発生のリスクを抑えるために
抗生物質を投与され、早く成長させ出荷するために
ホルモン剤を投与し

霜降りの肉にするために特別な肥料を使う

このような不自然な育て方をした肉や養殖魚は避ける方が
無難です。

スーパーでは、なかなか購入するのが困難なので、信頼出来る
自然宅配などを利用しましょう。ちなみに生活クラブ生協で
扱っている畜産品は質が良い割には買いやすい値段設定なので
いいですよ。



この辺については、以前も同じ内容の記事を書いていますので見てください。

ストレス溜めずに出来るところから行おう

今までとは大きく違う食事法を試みる時
早い効果を期待してストレスを溜める人が
います。

かつての私もそうでした。今まで迷いながら糖質制限を行い
失敗も繰り返してきましたが

失敗の原因は、やはりストレスが大きかったことで

その反動による加工品の食べ過ぎ、質の悪い油と
乳製品の摂りすぎでした。

特に、普通に食べていたご飯や大好きなパンを
抜く事は本当に辛かったです。

よく、ご飯が止められない人、甘い物が止められない人を
「炭水化物中毒だ!」と指摘する糖質制限論者がいますが
そういう方に限ってお酒は止めていなかったりします。

誰にでも止めにくい物はあるのです。

それに、糖質制限をする人は、まだ少数派です。
「ご飯と味噌汁と少しのおかずを健康食」とする
今の常識を覆すのは難しく

街を歩けば炭水化物に当たる、という環境では
継続は、なかなかに大変・・です。

私の場合は慣れるまでに3年かかりました。

これから糖質制限を始める人は
炭水化物を抜く、と言うよりも、野菜・肉・魚・豆・卵を
食べる事を意識して

ご飯が食べたかったら、いつでも食べてやるぜ!
と決めつつも

玄米菜食、糖質制限を越えた 「原始人食」を念頭に

自分の目で食事を 選べるようになるといいですね。

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