第138回 健康的に痩せる賢い外食の選び方 基礎編

第138回 健康的に痩せる賢い外食の選び方 基礎編
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自炊の大切さは知っていても、様々な事情から
外食に頼る人も多いのではないでしょうか。

そんな方の為に外食する際のメニューの選び方を
考えてみました。今日は基礎編です。

 

娯楽の外食と普段使いの外食を分けて考えよう

少し前に「バイキングで太らない方法」というタイトルで
記事を書きました。あの記事のコンセプトは「心の解放」です。

女性とダイエットは切っても切れないテーマです。
常に甘い物と健康食とのトレードをしながら
カロリーのつじつま合わせをしている人がほとんどです。

それなのに楽しみにしていたバイキングに行ってまで
「野菜や海草など食物繊維から先に食べる」
「スイーツには果実やシャーベットを選ぶ」

などと、考えながら食べるのは逆効果です。

確かに野菜や海草は少し食べておいた方が
血糖値の急上昇を抑えられるので太りにくい
かもしれません。

でも、人間は身体の欲求より心の欲求が上回る事が多い。
美味しそうな料理を前にして、例え先に野菜を食べた所で
食べ過ぎずに済むと言う保証はありません。

ましてや、大好きなスイーツを目の前にして、果実や
シャーベットを選びましょう、なんて、何かの修行ですか?
と思います(笑)

娯楽の為の食事では変な制限はかけず、一番食べたい物を
選んで食べる方が心の満足度がアップします。

心の満足度をアップさせた方が後々まで尾を引かず
健康食に戻る事が出来るのです。

しかし!普段使いの外食で、娯楽の食事をしていては
太る一方ですね。そこは、メリハリを付けていきましょう。

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気を付けるのは 味付け、糖質、油

飼育法や餌にこだわった質の良い肉や魚、
農薬を限りなく減らした新鮮野菜。・・

外食する時には安全性も気になりますが
飼育法や農薬にまでこだわった質の良い食材を追求すると
きりがありませんし、お金もそれなりにかかります。

よほど裕福な人でないと普段使いの外食にまで
お金をかけられないのが実情ではないかと思います。

庶民派、外食好き。でも健康も気になるし
太りたくない・・そんな方が外食を選ぶ
ポイントは

・味付け
・糖質
・油
・・・の三点です。

この三つを押さえておけば比較的 安価で安全で、
太りにくいメニューを選べます。

1、味付け~ 濃い味付けのレストラン、料理は避ける。

良い食材を使っているかどうか簡単な見分け方は「味付け」です。

当然、薄味に軍配が上がります。

砂糖・油・塩・化学調味料をふんだんに使えば、
質の悪い食材を美味しくすることが出来るからです。

だいぶ前に、大地宅配のカタログで蛋白加水分解物を
使用しない味噌ラーメンの開発についてコラムが掲載
されていました。

化学調味料をはじめ、添加物を使用せずにお店のような
味付けに仕上げるのはかなり難しいようでした。

どうしても味噌汁にラーメンを浮かべて食べるような
味になってしまうと。なるほどな~と感心しながら
読んだのを覚えています。

また、レストランで選ぶ時のメニューは調理工程が多く
原型をとどめない物より、肉、魚など原型が分かる物で、
薄味の物を選ぶ方が安全です。

例えばカレーライス・ハンバーグ・シチュー・グラタン
などは、調理の工程が多く原型が分かりませんね。

それよりも、
ソテーやしゃぶしゃぶなどの肉+付け合わせの野菜
刺身や焼き魚+野菜のお浸しや味噌汁

などを選んだ方が、バランスも良く健康な物を選べるはずです。

2、糖質~ 炭水化物は、少なめにしよう。

外食産業で利益を出すにはコストの削減が求められます。

従って、肉・魚・野菜などの食材よりも
ジャガイモ、米、小麦、砂糖などの糖質食材を
多く使用した方が安価で済み、満足度が高いのです。

だから外食産業では糖質過多のメニューが多いです。

特に、ご飯と粉な物(小麦粉)の組み合わせには
要注意です。

例えば、カレーライスの材料には小麦粉・ジャガイモ
が使われています。ご飯を含めると糖質量は
余裕で100gを越えます。

この糖質の量はラーメンに半ライスを頼んでいる量と
一緒です。

他にもご飯に合う粉な物おかずとしては天麩羅や
餃子などがありますね。

特に天丼は衣に使用されている粉、甘い汁をかけた
ご飯の組み合わせで糖質量はアップ!更に

海老やイカよりも野菜やサツマイモの天麩羅の割合が
多い場合は糖質過多度120%のメニューになってしまいます。

丼物やカレーは、どうしても食べたい!と思った時だけにして
普段使いの外食時は定食を選んだ方が糖質を少なく出来ます。

3、油~ 揚げ物、クリームソース系は控える。

最後に油についてです。酸化した油は人体にとって毒となり
風味も落ちるので油の管理については、どのレストランも
気を配っているようです。

しかし、揚げ物や炒め物に使用される油はサラダ油などの
リノール酸です。リノール酸は必須脂肪酸ですが、今の
私達の食生活では過剰になりやすく、炎症疾患の原因になります。

ただでさえ、揚げ物は粉を使用するため糖質は多めで
高温調理のためAGEも発生しやすい料理です。

魚油や亜麻仁油、オリーブ油、ココナツ油などの良い油は
積極的に取り入れた方が、ダイエットの為になりますが、
外食産業でそのような油を使う事は、ほぼ無いですよね。

また、クリームソース系の料理は、小麦粉も使用しているので
糖質は多くなりますし、コスト面で考えてもバターではなく
マーガリンやショートニングを使用しているでしょう。

そうするとトランス脂肪酸も一緒に摂ってしまうことになります。
以上の事を考えると、揚げ物、油の多い料理、クリーム系の
料理は避けた方がいいと思います。

・・ということで、実践編①と②もご覧ください。

 健康的に痩せる賢い外食の選び方 実践編①

健康的に痩せる賢い外食の選び方 実践編②