第119回 リバウンドを防止する5つの食習慣

NO IMAGE
Pocket

半年ほど前、ダイエットに成功したアメリカ人夫婦の食生活の様子が
雑誌に掲載されていました。

図書館で読んだので詳しい内容は忘れてしまったのですが、
家での食事はもちろん、外食の時でも(カロリー表示のない物は)
ネットでカロリーを予め調べてから、料理を注文する徹底ぶりでした。

奥さん曰く「リバウンドして再度ダイエットするぐらいならカロリー計算する方が楽」なのだとか。

リバウンドは何故起こる?

食欲を抑制するレプチンというホルモンがあります。これは脂肪細胞から
分泌され、食欲を抑制するだけでなくエネルギー代謝も亢進させ
肥満を防ぐホルモンです。人間は恒常性が備わっているので、急に
太ったりしないよう、調節機構が働くようになっているのですね。

肥満の人では、血液中のレプチンが多いにも関わらず上手く作用しない
レプチン抵抗性の状態となっています。何故、このような状態になるのか
原因ははっきりしていませんが、慢性の炎症も理由の一つと言われています。

肥満大国のアメリカでは、慢性炎症を防ぐ食事※(文末参照)に変えただけで、
ダイエットに成功するケースもあるようです。慢性炎症については過去の
記事も参考にして下さい。

リバウンドのメカニズムは解明されていない事も多いのですが、
ダイエットで体脂肪が減ると、レプチンの量も減ってしまうので、食欲抑制が
効きづらく、体重減少による基礎代謝量の低下が更にリバウンドを招く原因に
なると言われています。

リバウンドについては、以前の記事も参考にしてください。

だから、ダイエット後しばらくは、空腹時に食べる物を吟味しておくとか
冒頭のアメリカ人夫婦のように、カロリーに注意するなど、気を付ける必要はあります。
リバウンドを防ぐ食習慣とは?

では、リバウンドを防ぐには、ずっとカロリー計算をし続けなければ
いけないのでしょうか?

それとも、この食事には糖質が何グラム入っている、とか、
肉と卵とチーズを必要量食べたかどうか、気を配る事が
リバウンドをしない食習慣なんでしょうか?

・・・どれも違うと思います。私は、リバウンドを防ぐ本当の食習慣とは

お腹が空いた時に、
食べたいと思った物を
必要な量だけ食べて

満足出来るようにすること、だと思っています。

「それが出来れば苦労しないわよ~」という声が聞こえてきそうですね。

でも、それさえ、出来ればカロリー計算や糖質を必要以上に気にする事なく
適正体重を維持できるのです。私はダイエットや健康に囚われずに人生を
楽しむ為にはそれしかないんじゃないかと思っています。

リバウンドを防ぐ食習慣を身に付けるポイントは5つあります。

1、情報よりも自分の感覚を最優先する事。
2、空腹の時に食べたいと思った物を食べる事。
3、加工品を控える事。
4、薄味にして味覚を鍛える事。
5、食べ方に注意する事。

私も、未熟者にて(^-^)空腹じゃないのに、つい食べてしまう気持ちが
とっても良く分かります。

そして、長年付き合ってきた食習慣ですから、すぐに変えることは難しいでしょう。
でも、気持ちさえあれば、必ずそのような食習慣は身につくはずです。

具体的な方法は次回に・・。今日はこの辺で・・!

※慢性炎症を防ぐ食事とは、
●加工品を避ける事。
●抗糖化の食事を心がける事。(糖質、AGEを多く含む食事を控える)
●抗酸化、抗炎症作用のある食品を「適度に」摂る事。
(色の濃い野菜、ベリー類、オメガ3、発酵食品など)

簡単に言うと
糖質の食べ過ぎを控え、肉、魚、旬の野菜や、果物、発酵食品を
適量食べる事、

つまり、日本人は主食(控えめ)、主菜、副菜、味噌汁という
(砂糖などを極力使わない)食事をすれば、OKと言う事になりますね。

 ダイエットの基本が分かる7日間メールセミナー実施中