第118回 食べなくても良かったわ・・と思った一口が脂肪になる。
太る原因は食べすぎ。
今はカロリー制限よりも糖質制限の時代と言われていますね。
糖質を抑え、タンパク質、脂質を摂るのは大事ですが、
内臓を休ませる、という視点で見れば、
腹八分に抑えることも、大切なことです。
どんなに健康に良い食べ物でも食べすぎれば
肥満や病気の元になるんですよね。
カロリー制限した猿と、食べたいだけ食べた猿では、
カロリー制限した 猿の方が毛並みも良く、
食べ過ぎの猿に比べ老化していなかった、
・・・という有名な研究もあります。
向かって左はカロリー制限をした猿。
右は、食べたいだけ食べた猿
私は以前、自分の食事記録を毎日付けていました。
おかげで 食事のおおよそのカロリーは分かります。
私の場合は1300kcalが適正です。
それで、今でも一日の終わりに食べた物を
ざっくり暗算するんです。 そうすると、、
「あ~今日は食べ過ぎたな」と思った時は
大体200kcalほど 食べ過ぎているんです。
その200kcalは、どんな時に食べた物かと言うと・・
「お腹が空いていないのに食べた物」なんですよ。
お腹一杯なのに、残すと勿体ないからと食べた一口。
気晴らしがしたくて、喫茶店に行って食べた物。
家族につられて食べた物・・・
「空腹で美味しいな~と思いながら食べた物」
ではなかったのです。
美味しく食べた物は栄養に、食べなくて良かった一口は脂肪に。
老人ホームで胃に直接栄養を入れていた方が、
口から物を食べるように なっただけで、
認知症が良くなる場合があるそうです。
其れがしメーカーのカロリーメイトと、
同内容の栄養素を含む食事では 明らかに
普通の食事の方が消化吸収が良いという結果が出ているそうです。
やはり人間は食事の時の雰囲気や、匂い、味、見た目、食感など
様々な 感覚を通して「美味しい」と思うんですよね。
美味しく食べると言うことは、お腹が空いて
(身体が食べ物を必要としていて) 食べたと言う事。
だから速やかに消化吸収されて必要な細胞の隅々まで行きわたる。
食べなくても良かった一口は、身体は望んでいない物なので、
未消化物となって 腸を汚す原因になったり、脂肪細胞に取り込まれる。
身体が求めている分だけ食べるというのはダイエットだけでなく
健康のためにも重要なんだと思います。
食事記録で、余分に食べていた物が分かるようになる。
面倒くさいんですよね、食事記録。
でも、カロリー計算までしなくても 食べた物を書き出すだけで、
何処で食べ過ぎたのか、
どんな状況の時に 余計な一口を食べてしまうのか、
・・・が分かります。
「あの一口は余計だったけど、私の心は望んでいたから仕方がない」
と思うなら、それでも良し。
心の満足感がないと、余計食べてしまう 場合がありますから、
我慢せず食べた方がいい場合もあります。
女性は好きな物に囲まれて暮らすと 幸せになるっていうじゃないですか。
だから食事を制限するというよりも 好きな食べ物、
本当に食べたい物だけで身体や心を満たすように すると、
ダイエットは成功しやすいのではないかと、私は思います。
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