第105回 糖質制限法で痩せない人は?

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時々、ダイエット目的で糖質制限をしているのに
痩せない人がいます。その原因と対策について
考えてみました。

標準体重の人が、それ以上痩せようとしても効果は
ありません。それ以外で、糖質制限を
しても痩せない場合、主な原因は主に三つあります。

 

1、思っている以上に糖質を摂っている。

調理に使う砂糖、みりん、小麦粉、片栗粉、パン粉
加工品に含まれる、ブドウ糖や異性化糖
食材に多く含まれる糖質(昆布、レンコン、かぼちゃ、イモ類、果物)
糖質の多いお酒の飲み過ぎ(日本酒、ビール、ワインなど)

以上をもう一度チェックしてみましょう。

対策は・・玄米と食後の運動を活用して乗り切ろう!

一般的に女性は炭水化物を食べた方が幸せな気分になれるようです。
だから、ご飯を抜いても知らない間に糖質を求めて しまう傾向があります。

自分の体験で分かったことですが、中途半端にご飯を食べるより
思いきって(出来れば玄米を)茶碗一杯食べるようにした方が
満足感が出ます。腹持ちもいいので、お腹が空かなくなります。

甘い物が止められない人は、まずは、ご飯で満足させるように
する方が優先ですね。

どうしても沢山食べたい時は、食後30分以内に運動をすれば
ブドウ糖が使用され、中性脂肪として取り込まれるのを防ぐ事が
出来ます。

我慢してストレスを溜めるより、たまには思い切り食べて、
運動する方が脳にも身体にも精神的にもいいかもしれませんよ。

2、カロリーを摂り過ぎている。

糖質以外なら何を食べてもいいと言う事で、必要以上に食べて
しまう場合があるようです。糖質制限でも食べ過ぎれば痩せません。

3、基礎代謝が低い。

飢餓に備えてエネルギー消費を節約する倹約遺伝子。
これがある人は糖質制限でも痩せにくいと言われます。
基礎代謝が平均より100~200Kcal低いのが特徴です。

また、年齢と共に基礎代謝も落ちて来ます。
食事制限でリバウンドをした場合も基礎代謝は落ちています。

対策は・・身体を動かし、食事の回数を増やす。

●マメに身体を動かそう!!
基礎代謝を上げるのは難しいのですが、「普段から階段を使用する」
「常に腹筋を意識する」「待ち時間にちょっとした運動をする」
など、とにかくマメに動くようにしましょう。

其れがしTV番組で、基礎代謝が高くても身体を動かさない人に比べると、
低くてもマメに動く人の方が、痩せているという実験結果もありましたね。

●一日一食は止めよう
痩せたい場合は、一日一食は止めましょう。何回かに分けて食べた方が
DIT(※)の分、カロリーを消費します。

分けて食べる時の注意点は
「糖質の少ない物を選ぶ」「摂取量が多くなり過ぎないように」
することです。

*食事誘発熱産生(DIT)について。
食事の消化吸収に使われるエネルギーの事を言います。

糖質を摂取した時は、6%が、
脂質を摂取した時は、4%が、
タンパク質を摂取した時は、30%が
熱に変わり、消費エネルギーとなります。

参考:
主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編 江部康二著
厚生労働省:eヘルスネット情報提供。

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