第127回 ビール好きの気持ちが分かった瞬間・・チーズケーキ事件
ビール2缶で、ご飯小盛り一杯分
ビール、日本酒、カクテルは糖質の多いお酒です。
ビール350ml缶1本の糖質量は約10〜15g
日本酒1合(180ml)の糖質量は約10g
梅酒、カクテル350ml缶1本の糖質量は約20g〜30g
ロールパン1個が15g
小茶碗ご飯1杯が35g
の糖質量なので、ビール1缶でロールパン1個 2缶で
小盛りのご飯約一杯食べたのと同じことになります。
糖質オフビールを拒む人の気持ち
そこで、ビールが飲みたい!お父さんや男性の為に糖質オフ
や糖質ゼロビールの登場です。
私も過去に、この糖質オフビールを勧めてきました。
それでダイエット出来た方もいました。しかし中には
「糖質オフビールを飲むぐらいなら、お茶でも飲んでいた方がマシ」
と、言い切る人もいました。
お酒を飲まない私には酒好きの人の気持ちが今ひとつ分かりません。
頭では理解するものの、実感として、頑に本当のビールにこだわる
気持ちが分からなかったのですね。(ちなみに、酒量を減らすには
合間に水かお茶を飲むようにすると、良いようです)
ところが、ある日、この気持ちが分かる日が来たのです。
都内のジムに併設されたカフェレストランでチーズケーキを食べたときです。
そこは、筋肉を付けるための食事にこだわっていて、低糖質、低脂肪、高タンパクの食事を提供していました。卵黄不使用のホワイトオムレツ、脂身のない肉や最小限の油を使用したお惣菜が豊富に並んでおりました。
そこで、チーズケーキを頼んだのですが・・・・・・・・・・・・・・
・・・脂肪分をカットして甘みも最小限に抑えているので、
チーズケーキと思って食べると、期待を裏切られる味でした。
(もちろん、それが美味しいと思う人もいるでしょう。あくまでも
私個人の感想です。)
そのとき、ビール好きの人が言っていた言葉の意味が分かったのです。
「私が食べたかったのはチーズの濃厚な脂肪分と程よい甘みがマッチした
チーズケーキだ。これだったら食べる必要はないわ」と。
糖質オフ製品は添加物が多い。
糖質オフ製品は、糖質制限ダイエッターの救世主です。私も、糖質制限ドットコムの
ヘビーユーザーでした。あそこの製品は他のショップに比べると、主要製品の添加物は
比較的少なめで、わりと良心的だと思います(価格は高めですが)
しかし一般的に糖質オフ製品は添加物が多く使用されています。原料表示を見れば
すぐ分かります。例えば糖質完全カットの糖質ゼロビールで見ると・・
[糖質ゼロビール]糖質ゼロ、プリン体ゼロ
麦芽・ホップ・大麦・苦味料・カラメル色素・スピリッツ・水溶性食物繊維・
エンドウたんぱく抽出物・香料・酸味料・安定剤(アルギン酸エステル)・
甘味料(アセスルファムK)
[普通のビール]糖質約10g、プリン体約8g
麦芽・ホップ
普通のビールと比べて糖質ゼロの方は、
・ビールの泡が消えないようにするための安定剤、
・色をつける為のカラメル色素、
・甘みを出す為の人工甘味料
などが使用されています。
各々の安全性は確立されている添加物ですが、毎日飲む事を考えると・・
「糖質オフビール飲むぐらいならお茶飲んでいた方がマシ」というのは
ある意味正しいかも、と今までの考え方を見直すきっかけにもなりました。
代替え品じゃ駄目だと思った時は・・
ビールからチーズケーキの話に戻します。
チーズケーキはケーキの中でも糖質が低めです。
お砂糖の代わりにラカンカを使用すれば、もっと低糖質な
ケーキを作れるでしょう。(乳製品の食べ過ぎはお勧めしませんが)
それでも、何処そこのチーズケーキが食べたい!と思う場合も
ありますよね。そんな時は、代替え品を何十個食べるより
自分が食べたかったチーズケーキを1個食べた方が満足します。
ダイエットの王道からは外れるかもしれません。
でも、自分の好き嫌いをはっきりさせ、「私は好きな物を食べる!」と
決めた方が、制限している気持ちになりづらく、無駄な物を
漫然と食べる事が少なくなります。良かったら試してみてね。
-
前の記事
第126回 モデル体重は目指さない。 2014.07.03
-
次の記事
128回 バイキングに行っても太らない3つの方法 2014.07.17