第69回 糖質制限法は取り入れた方がいいのか。
今日は糖質制限法を
取り入れた方がいいのかどうか、について考えてみます。
昨年から今年にかけて糖質制限法が広く認知され、それと共に批判や
危険性についての声も多く聞かれます。なかには、きちんと内容を
把握しないまま、批判をしている方も見受けられます。
私は、40歳を過ぎたら糖質制限の考え方だけでも学んだ方がいいと思います。
何故なら日本人はインスリンの分泌力が弱い体質の人が多いことと
内臓脂肪肥満になるとインスリンの作用不足(効きが悪くなること)になるためです。
つまり、40歳を過ぎたら血糖値の上昇を抑えるような食事を意識するのは必須だと
考えた方がいいのです。そしてここからが問題なのですが・・・・・・・
糖質制限=炭水化物を制限する事だと思っていませんか??
・ご飯(炭水化物)を食べすに、お菓子を食べる、
・野菜から先に食べるダイエットと言いながら異性化糖(ブドウ糖果糖液糖など)を含んだ
市販のドレッシングをジャバジャバかける
・甘くないから大丈夫、とポテチやフライドポテトなどは食べる
などなど例を上げればきりがありませんが、このような食生活にはなっていないでしょうか?
お菓子や市販のドレッシングや調味料、加工品などには
血糖値を急上昇させる糖質が意外に多く含まれています。
ご飯を抜いたとしても、それらを漫然と食べていれば、
ご飯一杯分の糖質を摂っている可能性はありますし、更に悪い事に
トランス脂肪酸や人工添加物なども合わせて摂る事になります。
だったら玄米や雑穀米などのご飯を、小茶碗半分~一杯程度は食べ満足した方がいいでしょう。
(もちろん境界型糖尿病の方は炭水化物も含め糖質全般を減らす必要があります。)
まとめると、糖質制限法=ご飯を減らすと言う狭い意味に捉えず、まずは他で
質の悪い不要な糖質を摂っていないかどうか、食事を見直すことを考えましょう
そのためには、市販の食品の表示は必ずチェックする習慣を付けることが大切です。
今日はこの辺で。
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