第68回 肥満解消は慢性炎症を抑える食事が鍵

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今日は生活習慣病と慢性炎症についてです。

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「炎症」と聞くと、発熱や痛みを伴う腫脹などを思い浮かべる人が多いと思いますが
それは急性炎症と呼ばれ適切な治療を行えば収まるものです。

しかし、表立った症状は引き起こさなくても身体の内部でくすぶり続けているような
わずかな慢性の炎症がリウマチなどの自己免疫性疾患や肥満にも関連することが解明されています。以下、独立行政法人科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業
CREST/さきがけ「慢性炎症」研究領域 慢性炎症ホームページより引用

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慢性炎症を伴う病気にはさまざまな種類があり、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの
アレルギー性疾患、関節リウマチなどの自己免疫性疾患が良く知られています。
発症して直ぐ死に至るような病気ではありませんが長期間にわたってつらい症状が続きます。
時間がたつと患部組織の障害や変形を伴い機能に障害をきたすことも問題となります。

最近の研究によって、これまで慢性炎症との関連についてはほとんど顧みられなかった病気でも、 実は慢性炎症が関わっていることがわかってきました。加齢とともに増加するがん、動脈硬化、 肥満、アルツハイマー病などの種々の疾患、さらには老化そのものも、慢性的な炎症性の変化 によって症状が進行するのではないかと考えられる証拠が見つかってきました。
最初の内は症状として現れない慢性的な炎症性の変化が、種々の病気の要因となっている可能性が あるということです。その慢性炎症状態に「自然炎症」のメカニズムも重要な役割を演じていると 考えられるようになってきています。

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慢性炎症の直接的な原因については、はっきりとしたことは分かっていません。

しかしダニや埃、大気汚染、農薬、化学物質などの環境によるものや、服用中の薬物
ストレス、運動不足などの生活習慣、そして
食生活の影響はかなり大きいのではないかと言われています。

身近なところではマーガリンなどに代表されるトランス脂肪酸、人工添加物、
高果糖コーンシロップでできた食品や精製穀物などが挙げられます。

昨日の野菜は本当に必要なの?の記事でも触れましたが、痩せる為には食事を
制限すればいいということではなく、内容を見直すことも大切なのです。

具体的に、どのような食事にすればいいのかについては、後日改めたいと思います。