第175回 乳製品は蛋白質の代わりにはならない。痩せない人の7つの特徴−5

第175回 乳製品は蛋白質の代わりにはならない。痩せない人の7つの特徴−5
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食事を減らしても痩せない
炭水化物を抜いても痩せない
運動をしても痩せない
痩せても、すぐにリバウンドしてしまう

そんな方に共通する生活習慣の特徴は

1、加工食品を多く食べる。
2、糖質の量が多い(未精製穀物も含む)
3、野菜の摂取が少ない
4、お酒を飲む量が多い
5、乳製品を好む
6、果物を沢山摂る
7、カロリーを極端に抑えてしまう

 以上が上げられます。 

今日は 5、乳製品を好む・・についてです。

肉や魚を食べない女性は乳製品を好む。

・肉や魚は、あまり食べない。
・パスタやパンなどの小麦製品が好き
・甘い物が止められない

そのような人は、乳製品の摂取が多い傾向があります。

肉や魚の摂取が少なく、炭水化物に偏れば
タンパク質不足になります。

タンパク質不足を補うために無意識に乳製品を
選んでいるのでしょうね。

クリーム系のおかずはパンやパスタに合いますし、

カフェラテや、生クリームや高脂肪の
アイスが好きな女性も多いと思います。

私も糖質制限を始めた頃は、炭水化物が
食べられない反動で乳製品は多く摂って
いました。

乳製品に偏ると必要な栄養素が不足する。

しかし、タンパク源が乳製品に偏ると
必要な栄養素が不足します。

例えば、牛乳はカルシウムを補うために
必要と言われますが、

カルシウムの吸収を助けるビタミンDは
ほとんど含まれていないため、牛乳だけで
骨を強くする事は出来ません。

※ちなみにビタミンDは肉ではなく
鮭などの魚に多く含まれます。

また、乳製品にはマグネシウムがほとんど含まれていないので
カルシウムとのバランスの悪さから、骨粗しょう症や心疾患の
原因になる場合もあります。

一番不足するのは鉄です。

脳内のセロトニン合成は
必須アミノ酸であるトリプトファンから
鉄、ナイアシン、葉酸、ビタミンB6
の助けを借りて行われます。

幸せ感や安定感をもたらすセロトニンは
食欲を安定させる意味からも
ダイエットに欠かせないのです。

鉄が不足しがちな女性が、肉を摂らずに
乳製品に偏る食事を続けていれば
慢性的な鉄欠乏状態になり

一時的に気分を上げるために甘い物を摂る
悪循環に陥ります。

その結果、健康に痩せる事は難しくなります。

また、エネルギー代謝に必要なビタミンB群も
脂肪を燃やすカルニチンも羊や牛肉や豚肉に多く
含まれます。

ダイエットをしたい人は
肉、魚、それぞれ手のひら1枚分(大きさ厚みともに)
を目安に食べましょう。

肉と魚と発酵大豆食品を優先的に摂る。

だからといって、大好きな物を止めるのは
辛いですよね。

私は、炭水化物も食べることがありますが

主菜(肉や魚のおかず)を食べてから
ご飯を食べることにしています。

よく子供に「ごはん(食事)が食べられなくなるから
おやつを先に食べたら駄目よ」と言いますよね?

大人も一緒。おやつを先に食べてはいけません。

必要な物は、しっかり摂り
乳製品は、おやつ代わりに摂る程度に
した方がいいと思います。

その際は、なるべく亜鉛やビタミンAが多く
糖質の少ないチーズを1〜2個程度に
しておくほうがいいと思います。

まとめ

鉄不足はダイエットの大敵。

特に女性は乳製品に偏らず
肉と魚をしっかり摂ること。