第173回 野菜を摂る意味は?痩せない人の7つの特徴−3

第173回 野菜を摂る意味は?痩せない人の7つの特徴−3
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食事を減らしても痩せない、
炭水化物を抜いても痩せない
運動をしても痩せない

痩せても、すぐにリバウンドしてしまう

そんな方に共通する食事内容の特徴は

1、加工食品を多く食べる
2、糖質摂取の割合が多い(未精製穀物も含む)
3、野菜の摂取が少ない
4、お酒を飲む量が多い
5、乳製品を好む
6、果物を沢山摂る
7、カロリーを極端に抑えてしまう

 の7つが挙げられます。1、加工食品を多く食べる

2、の糖質摂取の割合が多い、に引き続き、

今日は3、野菜摂取が少ない、についてです。

野菜はなぜ必要?

 

ビタミン、ミネラルは野菜で補うイメージがありますが
実は・・肉、魚、卵などの動物性タンパク質だけで必要量を
摂る事が出来ます。

現にイヌイットはアザラシを栄養源とし氷上で育たない
野菜や果物はほとんど食べていないと言われています。

ビタミンCも、内臓を食べる事で補っているそうです。

このように一つの物を丸ごと食すのが、本来のバランスであって
それが出来れば、「あれもこれも食べなければ」という必要は
なくなります。

でも、今の生活では、それは、ほぼ不可能ですよね?

肉は
スーパーで買う枝葉の肉で

植物性油を使って揚げ物や炒め物をすれば
体内の炎症を進めてしまう場合もあります。

魚も丸ごとよりも
切り身や刺身、干物で食べる方が多いのではないでしょうか。

だから現代人における野菜の役割は食物繊維、抗酸化にあります。

ダイエットや糖質制限で結果が出ない人は、加工品や、
揚げ物などで慢性の炎症を進めているのかもしれません。

野菜とは、関係ないですが、肉だけでなく魚も同じ量だけ
摂る事は、炎症を抑える意味でも、かなり重要です。

参考(過去記事)
油で慢性炎症とアレルギーが改善、安全な糖質制限のために。

 

抗酸化力の強い野菜を積極的に摂ろう!

加工食品やお肉や揚げ物が多く、普段からストレスフルな生活を
している人は特に、抗酸化力の強い野菜を意識的に摂りましょう。

抗酸化の役割を果たすビタミンは
○ビタミンC
○ビタミンE

・・・が、ありますが

近年 注目されているのがカロチノイドです。

カロチノイドには、ビタミンAの前駆体としての役割が
ありますが

それ以外に、強い抗酸化力と抗がん作用がある事も知られる
ようになりました。

大葉、モロヘイヤ、人参、ブロッコリー、ケールなど

色の濃い野菜に多いので、積極的に食べるようにしましょう!

出典(オーソモレキュラー.jp)

http://www.orthomolecular.jp/nutrition/carotenoid/

 

食物繊維

 

特に糖質制限をしている人は、穀物で摂る食物繊維が
減るので、その分、野菜で補う必要があります。

食物繊維は、オリゴ糖と共に、腸内善玉菌の餌になるので
腸の健康には大切です。

ただし、人によっては不溶性の食物繊維の割合が多いと
不快なガスが発生したり、

便のカサが増しすぎて排出出来にくくなる場合もあります。

そのような場合は水溶性食物繊維を多めに摂る方がいいようです。

こんにゃく、しらたき、は満腹感も出ますし、糖質制限の
味方です。

アボカドは、カロリーは高いですが良質の油を摂れますし、
食物繊維も意外にも多く含まれているのでお勧めです!

 

まとめ

動物性タンパク質だけでビタミン、ミネラルは
摂れる。

しかし、ストレス社会では
抗酸化、食物繊維(排毒)も必要なので
色の濃い野菜と水溶性食物繊維は
積極的に摂ろう!