第126回 モデル体重は目指さない。

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名前は出しませんが、過食嘔吐の再発でスピード離婚した
タレントさんがTVで会見をしていました。

過食や拒食で苦しんでいる人の気持ちは同じ境遇になった人でないと
分からないと思いますので安易なコメントは控えますが

私もその昔ダイエットにハマった経験から、

自分の白黒思考(グレーの状態が気持ち悪く、ゼロか100じゃないと気が済まない)
に気付きました。そして

何を目的に生きればいいのか分からない

食べる事で癒されたい

食べる事に罪悪感を抱く

・・そのような気持ちも理解出来ます。

その時の経験から、健康法やダイエットなど身体に関わるものは
完璧を目指さず、ほどほどにする、というのが今の
自分の信念になっています。

最初の方の記事に詳しく書いて いますので興味のある方はどうぞ

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そういう意味では、

「医師や権威ある人が提唱する健康法を盲目的に信じ、
(極端な方法であるほど)いつか目に見える効果があるはずだ」

・・と過度に期待する風潮に非常に疑問を持っています。

もちろん、マイナス50点の食事を0点にするぐらいの
生活改善やそのための知識は必要ですので、最低限の、例えば

食材の安全性、添加物、依存性のある物について知る事

これぐらいが出来ていれば、あとは自分の生活の工夫次第で
何とかなるのではないかと思っています。

ダイエットで目標とする体重は?

ダイエットをする時に、皆さんが目標とする体重は
何キロでしょう?三つの指標があります。

標準体重:身長(m)×身長(m)×22
美容体重:身長(m)×身長(m)×20
モデル体重:身長(m)×身長(m)×18

標準体重とは、一番病気になりづらい体重の事
美容体重とは、健康を害さない程度の細めの体重
モデル体重は、プロモデルの体重

さて、その昔、私が目指した体重は「モデル体重」でした。
偶然、痩せて自信を持った私にとって、モデルさんのような
洋服を着こなすのは憧れでした。そして・・

モデル体重に到達した結果、何が起こったのかというと
・・顔のしわは深くなり、老けました。生理も止まりました。

さすがに生理まで止まった時は、「ヤバイ」と思い
体力的にも精神的にもきつかったのでダイエットは止めました。

20代前半の体重が適正体重

骨格や肉体が成熟する20代前半の頃の体重がその人の
適正体重だと言われています。

非常に羨ましいですが元来が「モデル体重」の方もいます。
そのような人は、それが自然なので、生理が止まるなど
不都合な事はありません。

しかし、自分の適性体重を超えて、痩せようとすると
危険を感じた身体はストップをかけてきます。

だから、街で見かける細い人を見て「あんな風になりたいな~」
と思ったとしても、目指すのは美容体重までにするべきだと思います。

体重よりも脂肪を減らし筋力を付ける方が大事

そして、もっと注意した方がいいのは「隠れ肥満」です。

一見痩せているように見えても

内臓脂肪が溜まっていたり
(メタボリックシンドローム)

筋肉が脂肪の霜降り状態になり筋力が落ちてしまっている
(サルコペニア肥満)

ケースもあります。それらは生活習慣病の元となります。

そういう意味からいくと「運動しなくても痩せる」という
ダイエットは、眉つばものです。

もちろん、「ダイエットの為に運動しなくちゃ!」
という発想では長続きしないので、工夫は必要ですが。

この辺については、今までも書いてきましたので
「運動」「リバウンド」のカテゴリーで暇な時に読んで
見て下さいね・・!

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