第91回 糖質制限法で筋肉が落ちる?(1)

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今も雪で通れない歩道がありますね。二週も連続で
大雪が降るとは思いませんでした。

 

今日は、極端な糖質制限法で筋肉が落ちると
いう情報が本当なのかどうか調べてみました。

極点な糖質制限法とは、一日の糖質量を30~60g以下で、
かつ一回の糖質量は20g以下にするというものです。

三食主食抜き、野菜も糖質の多いものは避け、
間食をする場合は糖質の少ないもの(チーズなど)にする
という結構ハードな内容です。

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結論から言うと、筋肉が落ちる可能性はあると思います。

しかし、現段階では体験談に基づく情報が多く本当のところは分かりません。

ちなみに私はアレルギーを治す目的で半年以上、三食主食を抜く
糖質制限をしていましたが、筋肉が落ちた実感はありませんでした。
マラソン大会などにも参加していましたし、頭も普通に(多分?)働いて
いました。

糖質ゼロにすると筋肉が分解するという理由について

赤血球のエネルギー源はブドウ糖のみで、 脳の主なエネルギー源もブドウ糖です。
(ただし、脳の場合は脂肪酸から作られる ケトン体でも代用出来ます)

ブドウ糖が不足すると赤血球は壊れてしまいます。
だから食事から摂らなくても大丈夫なようにバック
アップシステムが整っています。

その一つが糖新生という肝臓や腎臓で糖が作られる仕組みです。
(なので肝臓や腎機能が落ちている方は糖質制限は危険です)

血液中のブドウ糖を一定にするために、まずは、肝臓に蓄えられている
グリコーゲンを使います。しかしこれは二時間分しか備蓄出来ません。

次に利用されるのはアミノ酸で、筋肉の蛋白質から得て糖を作る。
だから糖質を極端に減らすと筋肉内の蛋白質が分解され筋肉が落ちる。

というのが、理由とされているようです。

しかし実際には、糖質完全オフ+筋トレとの組み合わせで
ダイエットを成功させているパーソナルトレーナーやジムも
あります。だから一概に糖質オフ≒筋肉オフとは言えないのでは
ないのかなと思いました。次回も、もう少し掘り下げて
考えてみたいと思います。

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