第83回 運動が継続出来ない本当の理由-2

第83回 運動が継続出来ない本当の理由-2
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運動をする本当の目的は、脳をベストな状態にして自分の可能性を最大限引き上げること。でも中々続かない理由として

1、義務感で運動をする機会が多いから。
2、疲労を持ちこすから
3、感情の先取りをするから。
4、続けなければ、と思うから。

以上の四つがあるのではないか、と書きました。今日は3、4についてお話します。

1、2については昨日の記事をお読みください。

3.負の感情の先取りをしてしまう

 

例えば、苦手な取引先に会う朝の事を考えてみてください。

まだ会ってもいないのに、過去の経験や、すでに会っている場面を想像し、憂鬱になる事はありませんか。

人は行動する前に多かれ少なかれ感情の先取りをしています。どちらかと言えば良い感情よりも負の感情の方が多いようです。それは、より早く危険をさける人間の防御反応とも関係しています。

運動するときも同じで、行動する前に、準備の手間や、外の寒さ、運動している時の様子を思い描いているのです。

そういう時は考える前に「とりあえず一分だけやってみよう」と軽い気持ちで始めましょう。

やってみて「やっぱり調子が上がらないな」と思ったら、適当なところで止める、
出来そうなら続ける、それぐらいの気持ちで行うのがコツです。

そして、思い立ったらいつでも出来るように着替えや運動靴などを準備
しやすいようにしておくのもポイントです。

4.続けなければと思ってしまう。

ダイエットの為に朝一時間歩く事にしました!・・そう言ってひたすら頑張る人がいます。意識の高い男性の方が多いようです。

実はそういう人の方が、何かの拍子に歩くのを休んでしまうと、その後パタっと止めてしまう事が多いのです。おそらく「今までの苦労を水の泡にした」そんな気持ちになるのでしょう。

でも、全く歩かなかった頃に比べれば、平均歩数は上がっています。一昨日の記事でもお伝えしましたが、少しでも歩数が増えれば、病気の確率は下がるので、休んだとしても効果はあるのです。

もちろん運動は毎日続けた方がいいです。しかし「続けなければ」と歯を食いしばってやっても長続きはしません。

出来なかった自分を責めて、やる気をなくすよりも「以前に比べたらすごいよな、私」と自分を評価すること。

楽しいなと思える範囲で行うこと、細く長く続けられるようにすること、それがダイエット後もリバウンドをしないで済む秘訣です。