第80回 1日1万歩の根拠

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「1日1万歩を目指そう」と言われますが、何故1万歩なのか
疑問に感じた事はありませんか?今日はその根拠についてです。

運動をすると病気による死亡の危険度が低くなる。

身体活動量が多い人や運動を多くする人は
虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、
結腸がんなどの罹患率や死亡率が低くなると言われています。

以下はアメリカで行われた運動量と死亡率との関連についてです。
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※運動免疫学者パッフェンバーガー博士が1962 ~ 1978年の間
ハーバード大学卒業生(35 ~ 74歳)1万6936人を対象に
「1週間の運動量と死亡率との関係」を調査した。

※その結果、週の運動量が500kcal以下のグループの死亡率を1とした場合

⇒3000kcal以上の運動で、死亡率が約5割減少
⇒1500kcalまでの運動で、死亡率は約4割減少
⇒1000kcalまでの運動で、死亡率は約2割減少

・・という結果になった。

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つまり、
少し運動量を増やすだけで相対的に死亡率は下がった
ことになります。

1日1万歩の根拠は・・不明

厚生労働省は、週に2000㎉以上の運動を推奨しています。
同省はバッフェンガーの研究を参考にしているようですが

何故、3000ではなく2000㎉以上にしたのか?
について、その根拠を掲載している記事は
見つかりませんでした。
(実は探せばあるのかも??)

いずれにしても、一万歩を歩くと約300kcalの消費となり、

1日1万歩歩けば一週間で2000kcalになることから、この数字が割り出されたようです

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成人の一日あたりの平均歩数は

男性7139歩・女性6257歩です。

40歳~49歳の男性は8090歩、女性は7367歩でした。
(2013年12月6日、「平成24年国民健康・栄養調査結果の概要」より。)

 

3000kcal分、歩くのは理想ですが、アメリカと日本の身体差を考慮して、

また、まだまだ歩数が足りていない人が多いので、

「まずは実現可能な1万歩を目指そう」 ということなのかもしれませんね。

「でも病気予防の為に運動する気にはなれないんだよね」

・・・そう思う方も多いと思います。
運動が続かない最大の理由は、「病気予防やダイエットの為の運動」という消極的な
位置づけで考えてしまっているからだと思います。やらされ感があるからなんですよね。

次回は、運動を習慣化する方法についてお伝えします・・!