第150回 頑張らない方が上手くいく。糖質制限とストレスと脳腸相関
前回から糖質制限で身体を壊すとしたら、こんなこと? シリーズで記事を書いています。
どんな物でも食べ過ぎれば害になる。
糖質制限はご飯が食べられない分、蛋白質食材を多く摂る事になりますが
その方の消化吸収能力を超える 食べ方をしている場合、
胃、膵臓、肝臓、腎臓に負担がかかります。
糖質を控えればインスリンの 追加分泌が抑えられ
膵臓の内分泌の 機能は休めることが出来ます。
しかし、タンパク質や脂質に富んだ食事を多量に 食べ続ければ、
胃や膵臓からの消化酵素 も多量に必要になり負担がかかります。
前回の記事でも書きましたが未消化分は 大腸に流れ込み、 便秘をしている場合は
腐敗した食物残渣が腸に停滞します。
毒素の解毒のため肝臓に負担がかかり、大腸癌の原因になり、いい事なしです。
糖質制限で蒸留酒や焼酎を大量に飲み、焼き肉を 食べ続け、
それでも身体を壊さず痩せました!
・・・と言う方は、(恐らく男性が多いと思いますが)
消化吸収能力が正常か強い人で、肝臓の代謝も 良好なんでしょう。
自分に合った糖質制限の方法を見つけよう!
よく糖質制限が危険!という記事を目にしますが、
糖質制限そのものが危険というよりも 、
個人差を考慮せず、自分に合わないやり方で 頑張り過ぎた結果
身体を壊してしまったのかもしれませんね。
もちろん、これは糖質制限に限ったことではありません。 他の方法でも一緒です。
特に、 完璧主義、白黒思考の人では、頑張り過ぎで、身体を壊す人が多い気がします。
ストレスと脳腸相関
頑張り過ぎは腸内環境を悪化させることがあります。
例えば、人が沢山いる公衆トイレの環境では便意が 引っ込んでしまう。
緊張するとお腹や胃が痛くなる。 心配事があると食欲がなくなる。 ・・
このような経験ありませんか?
汚い話で恐縮なんですが、最近「汚れた腸が病気を作る」 という本を読んだのです。
その本に、排便プログラムで 出た実物の便がカラー写真入りで掲載されています。
かなり強烈で、こんなのが自分のお腹にもあるのか。 ・・と思ったら、
気持ちが悪くなりました。
・・で、その頃、ちょうど詰まり気味だったので 出さなきゃ、、と(笑)
しかし、不思議な事に、そう思えば思うほど 公衆トイレで便意が
引っ込むのと同じような 現象が起こるんです。
脳腸相関と言って、脳と腸は密接に影響を及ぼしあっています。
胃や大腸は副交感神経優位、つまりリラックスした 状態で正常に機能します。
ストレスを受けると腸内細菌叢も悪い方に変化する、という研究もあります。
それぐらい消化吸収とストレスが密接に関わっているのです。
ストレスで腸内環境が悪化し、食べ過ぎでも腸内環境が悪化し
更にストレスを呼ぶ・・頑張り過ぎは、良いことはありませんね。
基本は美味しければそれでいい。
今まで、食に関して無頓着だった人は、もっと勉強して頑張りましょう。
しかし!!頑張り過ぎる人は、少しテキトウになりましょう。
極端な話ですが、美味しい~と思った物は自分にとって 必要な栄養素だった可能性があります。
「これ食べたい!」と思って食べた最初の一口は すごく美味しくないですか?
そして、ちょっと欲が出てお代りすると、 最初に感じたような美味しさは無くなりませんか?
その場合は、もう必要では無くなった ・・・という事かもしれません。
もちろん糖質の 摂り過ぎ、私は勧めません。 でも最初から完璧にやろうとしない方が いいと思います。
食事法の正解は人の数だけある、と私は思っています。
これからは情報だけを鵜呑みにせず自分中心でいきましょう!
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