第60回 意思の力だけで止めようとするとストレスになる。
ダイエットを始めるときは「食べ過ぎをやめる」「運動を始める」など
やめる事・始める事の二つが必要になります。
今日は「止めるときは環境を整えるとストレスが少くて済む」
というお話です。
甘いものやお酒が止められない、私は意思が弱いから出来ない、
と言っている人に限って、環境を整える事を疎かにしているようです。
例えば高カロリーのお菓子ですが、何故ハマってしまうのでしょう。
砂糖の依存性はクローズアップされていますが、砂糖だけではなく
脂肪、砂糖、塩分が組み合わさるとより依存度が高くなると言われています。
ラットを使った実験でそれらは麻薬の依存性と似た作用をする事が判明しています。
「甘い物を止めるにはどうすればいいか?」という質問を見かけます。
一番良いのは自宅にお菓子類を置かないことです。
「な~んだ、それ以外に対策はないの??」と言う方の本当の気持ちは分かります。
「ダイエットをするには好きなお菓子を止めればいいのは分かっている」
「でも、食べたい気持ちが常に心の中にある。食べてしまったら
努力が水の泡だから、いつもその気持ちと戦わなくてはいけない。それが辛いんだ」
「我慢ではなく食べない選択が出来る自分でいたい」んですよね。そのような気持ちでいられる方が精神的に楽ですから。
でも、負のスパイラルにハマってしまっている間は、食べない選択をするのは難しいかもしれません。
それよりも、三食しっかり食べる、天気の良い日に散歩する、睡眠をしっかり取るなど
健康に良い事を淡々と続けてみてください。体重を減らすのはそれからでも十分です。
戦う気持ちがあるうちは痩せませんから。
・・・そうこうしているうちに、負のスパイラルから
抜け出す事が出来て、いつの間にか欲求と戦う気持ちは無くなります。
でも、自宅にお菓子が常備してあったらそれは難しいです。
依存性がある食べ物を前にして「食べない選択をする」なんて無理なんです。
その方が、よほど辛いしストレスになりますよね??
ストレスになる事はなるべく避ける事。その 最初の一歩として、
自宅にお菓子を買い置きするのを止めてみませんか?
食べ過ぎる人のお話を聞くと「箱買いの方が安いから」「いちいち買いに行くのは
面倒だから」「すぐに食べられるようにしておきたいから」などの理由で
常にお菓子がある環境に身を置いているのです。
本当に止めたかったら「いちいち買いに行くのは面倒」な環境にしてください。
箱買いの方が安いって言ったって何百円単位の事ですよね??
お菓子はクリスマスや誕生日お客さんが来た時などの特別な時だけの楽しみにする、
或いは外に食べに行った時の楽しみにしてその時は罪悪感なく食べる事をお勧めします。
今日はこの辺で・・・!
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