第97回 玄米を安全に食べるには。
玄米は白米に比べ栄養素や食物繊維も豊富です。
GI値も低く血糖値の急激な上昇も抑えられるので
炭水化物を食べるなら玄米がお勧めです。
ただ、身体の調子を整える目的で玄米食を始めても
調子が良くなるどころか、どんどん悪くなっていく方も
少なからずいるようです。
その場合は副食が栄養不足の物になっていたり、玄米自体が
身体に合わない場合もあるかもしれません。しかしそれ以前に
玄米の選び方と炊き方に原因があったら、他を改善しても
本当の解決にはならないですよね。思い当たる事があったら
再度見直してみませんか。
昨日の記事に続き、今日は玄米の選び方、炊き方をまとめました。
農薬の少ない物を選ぶ
玄米食は精米しないで食べるため、残留農薬の影響をもろに受けてしまいます。
信頼出来るお店や宅配業者で無農薬や減農薬の物を選ぶようにしましょう。
発芽する玄米を選ぶ。
一部市販の玄米は発芽しない場合が あるそうです。
機械乾燥で玄米に傷が付くのが発芽しない主な原因だそうです。
発芽しない玄米を、いくら浸水させても
発芽抑制因子アブシジン酸の不活化は出来ません。
なので天日干しで乾燥させている物を選ぶようにしましょう。
それでも発芽するかどうか気になる場合は(私は気になります)
実際に試してみて8割方発芽すればそこで継続的に買うようにするといいですね。
発芽しなかった場合は、乾煎りすればアブシジンの影響は無くなります。
(ただしパサついてしまうので炒め飯などにするといいでしょう)
(昨日のリンク先のサイトにも書いてありますが、発芽玄米の
購入は止めておいた方がいいようです)
浸水を十分に行う。
水洗い後、夏は12時間以上、冬場は24時間以上を目安に、
お米が膨らみ柔らかくなり、発芽手前ぐらいになってから炊く。
時々水を換えた方が雑菌の繁殖を抑えられます。
写真: ウィキペディアより(向かって右が発芽したもの)
台所には、ず~っと水に浸けた玄米があるようになります。
でもそれが一番面倒くさくない方法だと思います。
もっと時間短縮したい場合は、ぬるま湯に浸け発芽を早くする、
発芽機能のついた炊飯器を購入する、など方法があるようですよ。
7分づきもお勧め。
どうしても玄米が口に合わない、こんなことまでして、玄米を
食べなくてもいい!と言う方は、7分づきのお米がお勧めです。
ある程度の栄養素は残したまま農薬やアブシジン酸の
影響が少なくなり、白米と同じ要領で炊くことが出来ます。
(水で洗って、浸水せずに炊いた方がいいようです)
(我が家も精米機を買ってずっと7分づきで食べていました。)
玄米の選び方や美味しい炊き方については、マクロビオティックを
実践している方のブログの方が詳しいと思いますが、私がいつも
行っている方法でも、玄米のプチプチ感ともっちり感が味わえて
しかも臭みもなく美味しく炊き上がります。(参考のために
最後に掲載しておきます!)
本については、玄米の危険性に触れているものが少ないので
安全に食べると言う意味では参考にならないかも?と思いました。
●炊飯器でオッケー!美味しい玄米の炊き方●
①玄米を綺麗な水で手早く洗う
②たっぷりの水に浸す(時間の目安は本文に記載)
③水を切った米、1.25倍の水、昆布、塩少々、本みりん
(0.25分、水を減らし、それを埋める形で投入する)を入れる。
④玄米モードで炊く。
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