第57回 我慢しなくていいダイエットって本当なのか?
今日は「我慢しなくていい」「辛くない」「意思が弱くても痩せられる」
と謳うダイエットの情報について検証してみました。
ダイエットのキャッチコピーで「辛い食事制限や運動は必要ありません」
と謳っている情報商材や本ってありますよね?
「本当に我慢しなくていいのか??」と期待して読み進めてみると
書いてある内容はどれも同じで
「糖質はなるべく控えよう」とか
「野菜を多めに摂って良く噛もう」とか
「手軽なウォーキングから始めよう」など、
結局、今の生活の何かを改善しないと駄目ってことじゃ~~ん!
と、ツッコミ入れたくなったこと、ありませんか?
そして「ダイエットに王道は無いってことなんだよな」とあきらめモードに入る。。
そもそも何でこのような食い違いが起きるのでしょう??
それは、書いている人と読み手側に感覚のズレがあるからです。
ダイエットを指導する立場の人にとっては
「糖質は控えても、おかずは制限なしだから楽だろ」
「野菜多めに摂って、よく噛むぐらいなら簡単にできるやろ」
「ウォーキングは辛い運動の内に入らないだろ」
と、思って書いているのでしょうが、受け手側は必ずしもそうじゃない場合が
多いからです。
「日本人は、やっぱりご飯でしょ?」
「おかずばっかり食えって言われてもね~」
「食事よりお菓子食べてる方が幸せな私はどうすればいいですか?」
「野菜を多めにってどれぐらい?」
「スーパーで買っても使い切れなくてね。」
「下ごしらえが大変だし、レパートリーがないのよね」
「そもそも野菜嫌いなんですけど。」
・・とまあ、こんな具合に人それぞれ糖質を抜きたくない、或いは
野菜を摂れない理由があったりするのです。
運動にしても、反射的に階段よりエスカレーターを利用し
車通勤で、TVの前で寝転がってお菓子食べるのが一番の幸せ、な~んて
人にとっては、ウォーキングはれっきとした「辛い運動」なんですね。
要するに、人によって「我慢」「辛い」と感じるポイントが違うと言う事です。
何もしなくても自然に基礎代謝が上がって痩せていく夢のような方法が
あればいいのですが、残念ながらそのような方法はありません。
では、我慢しないで済むダイエットは存在しないのか??
というと、そんな事はありません。
「我慢しないで、楽しく出来るような事」に自分でアレンジするのです。
(我慢しないで続けられる方法は昨日の記事を参考にしてくださいね。)
知識や方法論ももちろん必要ですが、継続するためには
自分の心と身体の調子を最優先して「楽しいか、楽しくないか」で判断するのが
一番大切です。この考え方は
目標達成するために眉間にしわを寄せ努力するのが美しいと思っている人
にはなかなか受け入れられないかもしれません。しかし自分自身がダイエットを経験し、
他の方の支援もしていく中で、それが一番長続きする秘訣だと私は実感しました。
今日はこの辺で。
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