第137回 我慢から食べたいと思わない状態へ。食材は無罪。真犯人は・・
食べたいのに、やせ我慢している状態では、効果的なダイエットは出来ません。
今日は、ニセの食欲を抑える方法について、です。
前回と、前々回の続きなので、まだの方はお読み下さい。
内臓の呟き・・
いくら睡眠や運動で正常な食欲に戻しても
ご主人様(脳)が駄目な食事を選んでしまっては
痩せることは出来ません。
駄目な食事のせいでニセの食欲に騙されるからです。
あ~なんて残念なことをしてくれるんでしょうか。
今日は消化管を代表して胃さんから呟いてもらいました。
「もう、栄養は充分ですっ。引き取り手も
ありません!脂肪倉庫も満杯です!」
「どうしても引き取れって?理由は・・・・え? 誘惑に負けたから?
私達が、こんなに頑張っているのに、 また、負けたんですかっ!」
「いつも大した給料も貰えずマックやお菓子やカップラーメンで 適当にごまかされ、挙げ句の果てにこの重労働じゃ・・参りますよ!」
「・・でもご主人様の命令には逆らえないし・・
しょうがないから緊急措置として、お腹の倉庫に溜めておきます!」
ホントに冗談抜きで・・・内臓さん達の気持ちを代弁してもらいました。
脳(ご主人様)って本当にバカですね。会社にこんな上司がいたら大変です。
食材は無罪。真犯人は濃い味付け。
実は駄目な食事とは、食材そのものを指すのではありません。
よく豆や穀物や野菜は健康食で動物性蛋白質やバターが
不健康食だと槍玉に上がりますがバターや肉が悪い訳では
ないんですよ。食べ過ぎるのがいけないんです。
砂糖・ブドウ糖・果糖・化学調味料・塩・油などの
濃い味付けは、依存性のある食欲を作り出します。
お肉でも薄い塩味とレモンで味付けすれば食べ過ぎずに済むのに
砂糖や化学調味料満載のタレと一緒だと食べ過ぎますよね?
健康食と言われるご飯でも、安心出来ません。
塩分の強い鮭、佃煮、濃い味付けの野菜の炒め物が
おかずでは、同じように食べ過ぎます。
ヘルシーな食事とは、薄味で調理した食事のこと。
つまりヘルシーな食事とは、玄米でも豆でも野菜でもなくて
「自分で調理した薄味の食事」のことを指すのです。
野菜でも、油や異性化液糖のたっぷり入ったドレッシングを
ジャバジャバかけて食べていれば、ヘルシーとは言えません。
また、加工品は、簡単に食べられる状態になっている物ほど
そして安い物ほど化学調味料やブドウ糖や加工油が
含まれています。
それらは、酸味料などの添加物のせいで一見(一味?)
薄味のように感じますが、実は、塩分や糖分が高い事が
多いのです。何よりも化学調味料で味覚が騙される為
ニセの食欲を刺激します。
自分で作れば、味付けは調整出来ます。
食材が新鮮じゃないと、薄味で食べる事も
出来ません。
つまり薄味で美味しく食べるには食材の質(新鮮さ)も
必然的に良くしなければいけないわけです。
安月給で重労働ばかりさせていては、いつ反乱を起こされるか分かりません。
是非、内臓さん達の事を思い出し、気を使ってあげてください。
この辺については、過去にも記事を載せていますので、読んでみてね。
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