小池都知事の「5つの小」では感染は防げない
新型コロナ感染は、昨日、都内でついに500人を超えました。
昨日の午前中に、菅首相は「静かなるマスク会食」を呼び掛けました。短い文章ながらも注意事項が端的に伝わった、と私は思いました。
それに対して、昨晩、臨時会見で行われた小池さんの「5つの小(こ)」ですが、これでは、重要なことは伝わらず感染は防げないと思いました。
「5つの小(こ)」は会食時の注意点で
〈1〉小人数
〈2〉小一時間
〈3〉小声
〈4〉小皿
〈5〉小まめ(な換気)
なんだそうです。
「小声」と「小皿」と「小まめな換気」は感染防止に役立ちます。しかし、「少人数」「小一時間」は、感染防止の役には立ちません。
感染防御で一番大事なのは、飛沫を飛ばさない、あびないことです。新型コロナは飛沫感染がメインであることが分かってきたからです。咳やくしゃみをしなくても、会話だけで飛沫は飛びます。
飛沫対策のために、距離をとる、距離が取れない時はマスクをするんです。換気の悪い場所ではいつまでも飛沫が漂うので、リスクが高まるのは言うまでもありません。
小池都知事が言っているのは、大きな枠組みで感染爆発を防ぐため(すでにしていますが)のもので、個々が感染せずに済む方法ではないです。
メッセージを受けとる都民が、ここを理解していないと誤解を呼ぶと思います。「少人数」で「小一時間」の会食だから、小池さんの5つの小を守っているから・・感染しないよね。とは思わないでほしいです。
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