新型コロナは少人数で換気の良い店でも感染する

新型コロナは少人数で換気の良い店でも感染する
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新型コロナウイルスは、感染が広がりつつあり本日は全国の感染者が1200人を超えてしまいました。

第二波の始まりは夜の街関連でしたが、家庭内や「会食」がらみでの感染が増加しているようです。

政府はお店側に感染対策を講じるように通達していますが、お店がいくら換気を徹底してアルコール消毒を促したところで、感染は抑えられないです。

では、どうすればいいのか。今日は「たとえ少人数でも換気の良い店でもコロナは感染する」というごく当たり前のことと対策について書きたいと思います。

一番注意した方がいいのは会話による飛沫感染

千葉県の病院で感染者の問診をした看護師が感染しました。患者はマスク未着用だったそうです。看護師はマスクも防護服も着用していましたが(目の防護は不明)、相手がマスクをしていなければ容易に感染してしまうのですね。

たとえ患者さんであってもマスクの徹底は必要です。しかし、なかには呼吸が苦しくてマスクが出来ない人や認知機能の低下によりマスクの徹底が難しい方がいます。

その場合はできるだけ会話や接触を避けた方がいいのですが、日々看護や介護をする中で、どうしても関わらざる終えない時もあるので本当に大変だと思います。

しかし、私生活では注意を払えば感染を防ぐことができます。一番重要なのが「会話の時にはマスクをする」「マスクなしの人とは会話しない」ことです。特にマスクを外す食事の時が一番危険です。

新型コロナ食事のときが一番危険!会話時「マスク」の徹底を

換気の良い店でも少人数でも感染してしまう

少し前のYahooニュースの記事にこんなものが載っていました

新型コロナ感染者、共通点は「食べながら会話」 家庭も危険

3人なら大丈夫だろう”と判断して、新人を連れて取引先に近い居酒屋に入りました。居酒屋の扉や窓は開放され、換気が行き届いていました。入店時に手の消毒もした。店内の客はまばらで客席の間隔も空いていた。それでも感染してしまい、後悔でいっぱいです

久々にママ友4人でランチに出かけました。無煙ロースターで換気のよさを売りにする焼肉店なら大丈夫かなと思ったんですが・・

心当たりといえば、会社の打ち合わせ中に同僚と一緒に会議室でお菓子を食べたことや、近所にランチに出たこと。そのときだけは無防備におしゃべりをしながら食べていました。その同僚も検査で陽性となりました

いずれのケースも換気はしっかりされているお店で、ほかの客との間も十分に取られていたようです。食事を共にする人の中に無症状感染者がいて、その人とお互いにマスクなしで会話をすれば感染はするのです。

東京都はカラオケやお酒を提供するお店の営業短縮を決めました。京都では宴会は2時間以内の制約を、大阪では5人以下の集まりにするよう求めています。

しかし、時間短縮や人数制限をしても、マスクなしで30分も会話すれば、その中に感染者がいれば、飛沫による感染はしてしまいます。

マスクなしの感染者と会話をすれば濃厚接触者に

濃厚接触者の定義はある程度は決められていますが、実際には保健所の聞き取り調査で総合的に判断をされるそうです。

川崎市中原区のホームページに一般的な濃厚接触者になるケースとその後の流れが詳しく載っていました。それを参考にさせていただくと「自身がマスクをしていても、感染者がマスクをしておらず1m以内の対面で15分以上会話をする」と濃厚接触者と判断されるそうです。

濃厚接触者は自身の検査が陰性でも、2週間の待機と健康観察が必要になります。感染者も非感染者も全員マスクをしていれば、ほかの人は濃厚接触者にはなりません。(同居や長時間空間を共有するなど特別な場合を除く)

会話をするときにお互いがマスクを着用していれば、感染予防にもなりますし、たとえその中の一人が感染していても他の人は濃厚接触者とはならない可能性があるのです。これって結構大事なことだと思いませんか?

食事では喋らずマスクをしてから会話をする

相手に感染させない、感染しないためには食事中の会話は極力避けることしかありません。食事中の会話ができないなんて・・と違和感を感じる人がほとんどだと思いますが、新しい生活スタイルとして慣れていくしかないのではないでしょうか。

マスクは混雑していない屋外でする必要はないですし、換気の良い広い空間で周りに人がいなければ、少しの間外すのは構わないと思います。一番肝心なのは飛沫が飛びやすい会話の時や換気の悪い狭い空間でのマスク着用です。

ウレタンマスク効果なし会話では不織布マスク一択

いま若者を中心に活用されている「ウレタンマスク」は、マスクしていないのと同じで飛沫を阻止する効果は期待できないようです。

参考)
驚愕の結果…アベノマスク、中華マスク、お洒落マスクの効果を測定してみた
https://president.jp/articles/-/35615?page=2

ウレタンマスク、安く出回っているので私も一時期していたことがありました。顔にフィットし隙間がないにもかかわらず、布や不織布マスクに比べて、格段に息がしやすく楽でした。本当に効果があれば息がしずらいはずです。

このマスクでは飛沫を相手に飛ばしてしまうし、もちろん飛沫を防護する目的も果たせないと思い、付けるのはやめました。

また、ガーゼマスクや布マスクは、ウレタンマスクの次に効果が薄いようです。上の記事の言葉を借りれば「首相や都知事が布マスクで登場するのは、国民をミスリードしている」ことになるでしょう。

介護施設や医療施設ではもちろん、スーパーなどの接客業などでも従業員は布マスクなんかしていませんよ。ガーゼマスクを介護施設に配布する意味がよく分かりませんね。

また、効果が著しく薄いウレタンや布マスクで「マスクしているからいいでしょ」と思わせてしまっています。とてもまずい傾向だと思います。

買い物に出て店員さんと一言三言しか喋らない、ような場合は布マスクでもいいかもしれないですが、1m以内で一定時間会話をするときのマスクは「不織布」一択です。

この辺ももっとテレビで呼びかけてくれませんかね。もちろんマスクだけでは防ぎきれません。手洗いなどの衛生行動や密な場所に行かない、大人数での行動を避けることも大切ですよね。

会話のときはお互いに効果のあるマスクを装着しよう

実は私はGoToキャンペーン賛成派でした。良識ある人がお互いに感染対策をして旅行すれば、感染は防げるのでは?と思っていたからです。

でも、我が家にいる若い社会人の行動を見て「やっぱり無理かな~」と考えを改めました。若い人たちに中年のおばさんと同じ行動を求めるのは難しいです。

もちろん、若い人でもしっかり感染防御をしている人もいますし、中年や高齢の方でマスクせず大声で喋ったり咳をする人もいます。聞く話によれば密室サウナでおしゃべりをやめない常連の中年女性もいるのだとか。コロナはまだまだ感染広がります。

私が節に願うのは、政府が「食事は黙って食べる。会話はお互いマスクをしてから。マスクは不織布じゃないと効果は薄いよ」・・と、これだけでいいから、テレビで何回も宣伝してくれることです。マジで頼みます。