第159回 白米と肉と大腸がんの関係 安全な糖質制限に大切な三つの事。

第159回 白米と肉と大腸がんの関係 安全な糖質制限に大切な三つの事。
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今日は、糖質制限をしている人なら誰もが気になる 肉と大腸がんの関係についてです。

赤身肉(牛・豚・羊)の摂取と大腸がんの関係

肉の摂取と大腸がんはもっとも気になるところです。
特に赤身肉の摂取については、以前より大腸がんとの関係が 疑われ、ハーバード公衆衛生大学院の 大規模コホート研究でも
「赤身の肉に多く含まれるヘム鉄が毒素を発生し、癌の原因になっているのでは?」
と考察されているようです。

しかし、これはあくまでも欧米人の話です。

日本人を対象とした研究結果が 日本の国立がん研究センター がん予防研究グループの「ヘム鉄と亜鉛摂取と大腸がんとの関連」に掲載されています。

参考サイト
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3051.html

詳しくは原文を参照してほしいのですが、要約すると

ヘム鉄と大腸がんのリスクについては、 「関連がある」 「関連はない」 ・・の両方の報告があり 決着はついていない。
大腸がんの主な発生原因は 肉に含まれる硝酸塩や調理時の焦げから 生じる毒素の影響も大きい。
飲酒をする男性の場合は亜鉛が 大腸がんのリスクを減らしている 可能性がある。
魚を摂取する日本人は オメガ3、ビタミンD、ビタミンB6 を多く摂っていて、それらが大腸がんの発生を 抑えている可能性がある。

・・ということです。 平たく言うと、糖質制限をする場合は

赤身の肉だけでな魚、鶏肉、卵、野菜、豆(発酵食品)も満遍なく摂ること。
調理法にも気を付けること、だと思います。

大腸がんの予防にアスピリン

大腸がんの予防にはアスピリンも有効と される研究結果もあるそうです。

参考サイト
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20140213.html

アスピリンの何が大腸がんの予防に作用するのか 詳しくは載っていなかったのですが、恐らく慢性の炎症を抑え、血液をサラサラにすることが がんの予防につながっているのでは?と思われます。

魚の油(オメガ3)は血液をサラサラにして炎症を抑える働きを します。

すでに動脈硬化などで通院している人は アスピリンを服用するのもよいかもしれませんが、そうではない人は、魚を積極的に摂るか、魚油のサプリを 摂った方が、大腸がんの予防になるのではないでしょうか。

ただし、魚油のサプリメントは酸化や質の問題もあり、信頼できるところから購入した方がよいと思います。

また、血液がサラサラ過ぎると、出血が止まらなくなったり、ばい菌が体内に侵入した時に水際で食い止めることができなくなったりするので、何事も適度に摂ることが大切です。

焼き肉と白いご飯(パン)が癌の原因に・・?

さて、ここからも、結構需要です。 ご存知の方もいると思いますが 男性の大腸がんは、 高インスリン血症とも 関連があると言われています。

参考サイト http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/296.html

高インスリン血症とは、 内臓脂肪などが原因で インスリンが上手く使われず、 余ったインスリンが血液中に 多くある状態です。 焼き肉とご飯、吉野家の牛丼など、 「肉+ご飯」の組み合わせは 男性が好む料理ですよね。 「ビールと焼き肉」のパターンも 多いかもしれません。

肉だけなら、まだいいのですが、お肉と一緒に白いご飯をたくさん摂る 食生活が癌の一因になっているのでは ないかと私は思っています。 高インスリン血症の予防は 内臓脂肪の蓄積を防ぐことと、 食後の高血糖を抑える事が 一番大切です。

他にもある大腸がん予防

大腸がんは肉を多く食べる事だけが 原因ではありません。肉をやめて菜食主義になっても防げるとは 限りません。

大腸がんは、飲酒、喫煙、ストレス、運動不足も 大きな原因とされており、特に内臓脂肪型肥満や それに伴う慢性炎症が癌と深くかかわっていると 言われているからです。

心当りのある人は、ストレスを 飲酒、喫煙、食べ物で解消しようとせず、運動で解消するようにするのが 大腸がんの予防に一番有効かもしれませんね。

肉と白米と大腸がんの関係。安全な糖質制限に大切な三つのこと。まとめ。

1、赤身の肉に偏らないこと。
魚を意識して多く摂る(理想は一日一回)
鶏肉、卵、発酵大豆製品、野菜、海藻も満遍なく摂る。
2、高インスリン血症にならないようにする。
精製穀物(白米や白パン)やビールの飲みすぎに注意。
3、飲酒、喫煙、ストレス、運動不足に注意。 ストレスは適度な運動で解消しよう。

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