第131回 健康的に痩せたい人必見!リバウンドをしない目標設定の方法
- 2014.08.08
- マインド(思考法) リバウンド
- リバウンドしないダイエット, 健康的に痩せる, 痩せ願望
今日は健康的なダイエットをしたい方は
最初の目標設定を間違わないようにしようというお話です。
痩せすぎは病気のリスクを高くする
最近、ブログで自らのダイエット日記を公開する人が増えました。
それらを見て感じるのは必要以上に痩せようとする女性が多い事です。
一般的に女性の標準体重はBMI 21~22、美容体重はBMI 20、
モデル体重はBMI 18とされています。
女性の体脂肪率は(年齢にもよりますが)22~30%前後がほぼ標準とされています。
しかしブログにダイエットの記録を公開するような人は
BMI 21~22のいわゆる標準体重を目標にする人はいません。
ほとんどの方がモデル体重を目指し体脂肪も20%を
切るか切らないかぐらいを目標にしているようです。
しかし元々痩せ体質だった人ならともかく
自分の適性を超えた痩せ方をすると心身に負担がかかるばかりか、
病気のリスクが増えてしまいます。
例えば日本を含む東アジアと南アジアの112万人以上を対象とした
コホート研究の結果では心血管疾患や脳卒中の死亡率は
BMI 20~22.4で1番リスクが低くなっています。
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2013/003192.php
また国立がん研究センターによる肥満と総死亡率に関する論文では男性では
BMI 22~27で最も死亡率が少なく、女性では25を超すと死亡率が高くなるそうです。
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/250.html
これらは腹囲などの内臓脂肪に関わる結果が反映されていませんが
生活習慣病に関わる数値が悪くない人という条件下では参考に
なると思います。
結論としては、男性の痩せすぎは病気を招く結果となり、
女性ではBMI 19~24の間で一番死亡率が低い結果となっています。
BMI 18のモデル体重を目指すのは健康的なダイエットとは言えない事が分かります。
いつまでも若く美しく見られたい
洋服を格好良く着こなしたい
女性の美への願望は強く男性よりも同性の視線を気にする女性の方が多いようです。
そして先ほどのブログや悩み相談などを見ても書いている本人が
それほど太っていないのにも関わらず、それを見ている人達は
「そんなやり方では痩せない」とか
「ダイエット中にお菓子食べるの?」
など厳しい意見を書く人が多く驚いてしまいます。
ダイエット中にお菓子を食べたらいけないないんですかね。
ダイエット後も体重の管理は続きますが、
ずっと好きな物を食べないで頑張るんでしょうか。
私はこれからも好きな物は我慢せず食べます。
そして体重も維持します。
そう決めてしまえば痩せる事も体重を維持する事も可能です。
健康とダイエットを両立させたい場合は
ダイエットの風潮に惑わされる事なく
自分を基準にして考えた方がいいと思います。
そうするとダイエットに関わるストレスは
かなり減るのではないかと私は考えています。
自分を基準にするというのは自分の適正体重を目指すという事です。
適正体重を知ろう
適正体重とは骨格の出来あがった20代前半の
頃の体重を指します。
人によって体質の差があるとは思いますが、
身体が軽く感じられ疲れにくく
体調もそこそこ良く過ごせていた頃の体重です。
年齢と共に体力は低下しますが、普段からマメに動くようにして、
筋力もあれば必然的に疲れにくい身体でいられます。
40代からは痩せすぎて貧相になるよりも
健康的な美を目指すべし
元々痩せ体質の人は健康であれば問題ないと思います。
ただ、それ以外の人は痩せすぎると貧相な感じになってしまいます。
「体重を減らす事を考えるより先に体力を付ける事を考える」
「食事は量より質、贅沢感を重視した食事にする」
など生活を徐々に変えていけばいいと思います。
その結果、体重が自然に元に戻る・・それが
40代からの理想のダイエットなのではないでしょうか。
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