怖がり過ぎ?-新型肺炎(コロナウイルス)について

怖がり過ぎ?-新型肺炎(コロナウイルス)について

連日の新型肺炎のニュースで気が滅入っていませんか。今日はこの病気はテレビで言われているように「本当に怖くないのか」について書きたいと思います。軽症で済ませるための対策についても考えてみました。

尚、私は専門家ではありませんし、直接患者さんに関わっているわけではありません。そして間違った考えも持っていると思います。ここに書いた内容は決して鵜呑みにせず自分自身で考え、一つの意見として読んでいただければ幸いです。

私たちは新型肺炎を怖がり過ぎているのだろうか

2019年に中国の武漢から発生した新型肺炎・・(正式な名称は馴染みがないので、ここでは新型肺炎で統一します。)この件に関しては毎日のようにテレビで特集され専門家の方々が各々の意見を述べていらっしゃいます。主な内容としては

「8割は軽症」「季節性インフルエンザでは毎年沢山の方が亡くなっているのに騒ぎすぎ」「重症になるのは基礎疾患がある人が多い」「子供の感染は少なく重症にはならない」「高齢者はハイリスクなので要注意」

などの意見が多いように思えます。でも私は「ほとんどの人が軽症だから」「私は高齢ではないし持病もないから大丈夫」と軽く見ることができません。なぜそのように感じるのか理由を上げてみたいと思います。

致死率は低くても死亡者数は多くなる

最近はコロナウイルスのニュースばかりになっていますが、国内インフルエンザの死亡者数は毎年3000人前後。インフルエンザが関連するとみられる死亡数をあわせると1万人が亡くなられているとのことです。それを考えると、新型肺炎による死亡者は現在のところ少ないように思えます。

専門家の方々は必ず「新型肺炎は致死率が低い」というデータを上げます。罹患しても死に至る事は少ない病気と聞けば何となく安心ですね。

でも致死率が低くても感染力が強ければ死亡する人の数は増えます。健康な人でも運悪く免疫力が落ちていれば発症し重症化してしまう事もありますよね。

2003年に流行したSARSの時の死亡者数は世界で812人でした。この時は幸いにも日本では流行せず死者もいませんでした。

しかし、今回の新型肺炎での死亡者数は武漢を中心にたった2か月間で2600人を超えています。しかも2020年2月22日時点で呼吸不全に陥っている重症者の数は1万人以上もいるのです。

この数をどう捉えるのか、は人それぞれです。でも「武漢は日本と違って医療体制も整っていないから」「感染者の数が増えすぎて医療がパンクしているから」と考え「日本では大丈夫」と甘く考えていませんか?

日本での肺炎による死者の数は第3位です。亡くなる方は高齢者が多いですが肺炎が重症になれば命を落とさずに済む保証はどこにもありません。

今後感染が広がれば重症になる方が増え死亡者数は武漢並みになる可能性もあります。私が個人的に心配なのは現在重篤になっている若い方です。

感染者の数が増えれば年代のバリエーションも増えるので「私は大丈夫」と安易に考えてはいられないと思います。(亡くなられた方のご冥福をお祈りし現在重症な方の回復を心から願っています)

有効な治療法が見つかっていない

新型肺炎に有効な治療法は世界中で研究されているようですが、いまのところ標準的な治療となるようなものは見つかっていません。インフルエンザ治療薬は使えるようになりましたが、副作用もそれなりにあるとのこと、元通りに回復するのかどうかも心配です。

「先生に診てもらえば安心」「入院出来れば安心」と何となく考えている方もいるかもしれません。でも病院で実際に行っているのは現在のところ「対症療法」だけです。病院にかかっても安心とは言えません。

どんな人が肺炎へ移行するかがハッキリしていない

これが私的には一番怖いです。日本で感染し発症した方の経過を見てみると、軽い風邪症状から始まる方もいれば最初から強い倦怠感や筋肉痛を訴える方もいます。

そしてはじめから症状が強かった人だけが肺炎になる、というわけでもなさそうです。微熱と鼻水ぐらいで経過して1週間後に肺炎に移行する方もいる、そんなケースを見ると最初は軽症だと思っても油断できない病気だな、と感じます。

感染力が強すぎる

日本でも屋形船やスポーツクラブで次々に感染者が発生しています。韓国では陽性のお友達とたった1時間ランチしただけで感染したそうです。その後の礼拝で賛美歌を歌い2列前の人にも感染させてしまったのだそうです。

日本も「腕を広げて届くぐらいの距離で一定時間会話すること」や「大人数で食事を囲むこと」は避けてください。と言っていますよね。

最近はマスクをせずに咳をしただけで、通報されてしまったという事件もありましたが、感染力の強さを知れば決して大げさな反応ではない、と私は思います。

風邪症状が出た時にはどうすればいいのか

とても感染力の強いウイルスですが、政府が言っているような「テレワーク」が出来ない職業の人もいます。このような方は電車通勤をしなければならず感染と隣り合わせですごく不安ですよね。次は感染して風邪症状が出た場合にはどうすればいいのか、私なりの考えを書いてみます。

普段の平熱より1度高かったら発熱と考える

厚生労働省は37度5分以上が4日間(リスクのある人は除く)続いたら受診を、と言っています。感染症法の定義では37度5分以上を発熱としているから、のようです。

でも、平熱は人それぞれなので熱だけを基準にしない方がいいですよね。平熱より1度高かったら「発熱している」「身体に異変が起きている」と考えましょう。その状態が4日間続いたり、僅かの熱でも「なんかいつもと違う」と感じたら即電話で相談しましょう。

安易に病院に行かない

いろいろなイベントが中止になっていますが、実はさまざまな疾患を持つ方が集まる病院こそ一番危険な場所です。自分が感染源となって病気の方に感染させてしまったり、逆に本当はコロナではなかったのに移されたりする可能性もあります。

厚生労働省は現時点では「軽症者は検査しない」方針のようです。環境感染学会が2020年2月21日に出している「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について」の医師向けの文章には「検査は症例を絞って行ってください」とハッキリ記載されています。

一方で濃厚接触者としてコロナウイルスの検査を行い陽性になった方は、たとえ無症状であっても指定感染症の法律により入院になります。(2020年2月25日時点)

感染源が分からないケースも出ているのに、疑わしいと判断されなければ検査をしないという考えはやはり私には理解できません。

「軽い内から病院に行かないように」との呼びかけは、真っ当な考えです。しかし我慢は禁物です。「何かいつもと違う」と感じたらはじめに電話で相談してから受診をするようにしましょう。

厚労省のラインに登録する

これからは電話やインターネットを通じた診療がもっと発展してほしいです。そうすれば混雑する病院で待ち続けるストレスも減りますし他の病気を移される可能性も減ります。

新型肺炎に関しては厚生労働省が案内しているラインに登録すれば、ほぼ無料で医師に相談ができますので、それを利用してもいいと思います。もしかしたらAIを使っている可能性もありますが、実在の医師がしっかり答えてくれます。

風邪症状は甘くみないで必ず家で休むこと

私はこれが一番大事だと思っています。軽い風邪症状だったのに急に肺炎に移行する人もいることから、少しでもおかしいと感じたら、完全に解熱し症状も消え「治った」と実感するまで家で休むべきです。

これは周囲に感染させないように、という意味合いもありますが自分自身が肺炎になってしまわないために」一番重要なこと、だと考えます。

療養中はしんどくなければ仰臥位より座位でいた方がいいと思います。仰臥位より座位の方が痰も出やすくなります。誰もいない家の周辺なら散歩もOKだと思います。

今後は安心して会社を休めるような制度も作ってほしいですし、今回の休暇に関しての分かりやすい説明も必要です。

有給がなくなってしまう、休業手当がでない、そもそも正社員じゃなければ休んだ分だけ給料が減るなどの理由から無理に行こうとする人も相当数いると思います。

自宅療養の際に他の家族はどうすれば・・?

そもそも感染しやすいウイルスで、検査もせず自宅療養を求められても、じゃあ他の家族はどうすればいいの?と思いますよね。

コロナウイルスに関しては家族は濃厚接触者なので症状が出る前からお互いに感染させていると思うのが普通です。タダの風邪かどうかも分からず念のため休みを取った家族がいる。検査はできない。そのときに症状がない家族は仕事に行っていいのでしょうか。

各々の自己判断にゆだねるのかしら??厚労省の言っていることは一般市民の私にはよく理解できません。

・・・と、文句ばかり言っても仕方がないので、家庭内での対策も考えてみました。誰も症状がない内から実行した方が効果は高いと思います。

家庭内感染を防ぐ対策
  1. 家庭内でもペーパータオルを使う
  2. バスタオルは共有しない
  3. 部屋数がある人はできるだけ別々の部屋で過ごす
  4. 冷蔵庫の取っ手、食器棚、ドアノブ、トイレなどはマメにアルコールで拭く
  5. 手洗いかアルコール消毒をした手で取っ手を触るよう習慣づける
  6. 家の中でも顔に手を持っていかないように習慣づける
  7. 大皿には取り箸をおく、或いは別々に盛り付ける
  8. 食器洗いや洗濯などをする人は手袋とマスクを着用する
  9. 家庭内でもお互いにマスクをする。介護をするときは手袋も着用
  10. パンや寿司を食べる時は必ず手を洗ってから。或いは箸やフォークを使う

お子さんがいる家庭では、これらの対策は現実的ではないですよね。今回のコロナウイルスに関してお子さんは重症になりにくいようですが感染はするようです。したがって子供がどこかで貰ってきていたら親に感染するのは目に見えています。それでも何もしないよりはマシなので、出来るところからやっていくしかないと思います。

温かいお茶を飲むのは良いこと

最近になって「お湯を飲んだらコロナは死滅する」などの不確かな情報が流れ「デマ」と確定されたようです。ただ、コロナは死滅しないにしても、冷たいものよりもお茶やお湯で水分補給をした方がいいと思います。

なぜなら熱いお茶から出る蒸気で痰は出やすくなりますし、それだけウイルスを外に出せる確率が高くなると思うからです。

栄養をしっかり取る

これに関しては、私が説明するよりもオーソモレキュラー理事の溝口先生のパンフレットを見てもらった方が早いと思います。

オーソモレキュラーJP『オーソモレキュラー的・感染症への対策』パンレットを掲載 PDF

 

栄養やサプリメントでは新型肺炎は治療できませませんが、外からの異物を排除したり細胞死に持っていく「もともと身体に備わっている機能を正常に保つ」効果はあるのではないでしょうか。

この機会に普段の食事を見直してみるといいのでは?それだけでも新型肺炎が大事に至らずに済む、軽症で済む可能性もある、と私は思っています。

WHOや日本政府にお願いしたいこと

中国で新型肺炎らしき患者が確認されたのは2019年12月初旬のこと。WHOの進藤奈邦子氏によれば、2003年のSARSの時に比べ呼吸器感染症に関しての中国研究者のレベルは世界でもトップクラス、今回の新型肺炎ウイルスの同定もかなり早かったそうです。

WHOは緊急対策本部を立ち上げ元旦から作業をしていた。でも感染症の広がりが速すぎて春節に重なった不運もあり拡大してしまった、と説明をしています。

WHOも想定外の事態だった、と言いたいのかもしれません。ただ、2003年に比べて中国人の旅行者は圧倒的に増えている状況を考えれば、短期間で海外に拡大する恐れがあることは予想できたのではないですか?

既に広まってしまったことに対して批判をしても何の解決にもなりませんが、今回の新型肺炎の流行が収束したら、中国WHO、日本政府は何が原因でここまで事態を悪化させてしまったのか、批判されるのを覚悟で正直に国民に伝えてほしい。そしてきちんと謝罪をして確実に次につなげてほしいと思います。

《参考サイト》

一般財団 海外法人医療基金  重症急性呼吸器症候群(SARS)について > WHOに報告された国(地域)別患者数、死亡者数推移 

https://jomf.or.jp/osirase/sars_chart.html

日本環境感染学会 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について  http://www.kankyokansen.org/modules/news/index.php?content_id=328」

厚生労働省HP新型コロナウイルス感染症についてhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#h2_2

オーソモレキュラー栄養医学研究所

m3.comニュース・医療維新
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