クラスター対策だけでいいの?外出で新型コロナに感染しない方法

連日のように新型コロナウイルスの報道がされています。大規模な感染爆発を抑えるために「小集団(クラスター)」感染対策として、学校の一斉休校を含むライブハウスや大規模イベントの自粛が求められ3週間が経過しました。

でも政府の要請どおり「人混みを避けているから感染しない」と思うのは間違いです。クラスター対策は新型コロナ感染の連鎖を止めるために行っているもので、自分が感染しないというものではありません。

ライブハウスのような場所に行かなくても、少人数での食事、家族での外食、日帰り温泉、屋外での活動で感染するリスクはあります。

今回は仕事以外の外出・・少人数での食事、家族での外食、日帰り温泉、屋外活動に焦点を当てて新型コロナウイルスに「感染しない」・「感染させない」方法を考えてみました。

※2020年3月28日追記:今週末(3月28日)から4月12日(予定)まで、東京都や神奈川、埼玉、千葉では外出自粛要請が出ています。不要不急の外出は避けましょう。

いま分かっている感染者は氷山の一角

 

最初に検査数や感染者に対する対応について見て行きましょう。新型コロナウイルスは今のところ感染爆発せずに何とか抑えられている・・というのが政府の見解です。しかし、無症状の方や風邪症状のある方も含めたら実際の数はもっと多いと思われます。現在分かっている感染者は氷山の一角なのです。

検査が増えない本当の理由

日本政府は検査が少ないとの指摘に対して「医師が必要と認めればいつでも検査ができるようにしている」と言っています。しかし先日のNHKのニュースでは検査能力が1日6000件~8000件分あるのにもかかわらず、実際に行われているのは1200件ほどしかない、と報じていました。

医師が検査を求めても保健所に断られている実態も明らかにされました。地域差はあるとは思いますが、依然として検査は増えていないのが実情です。

PCR検査できず、290件 医師が必要と判断も 日医調べ

日本医師会は18日、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査について、医師が必要と判断したにもかかわらず検査につながらなかった「不適切事例」が全国で少なくとも290件あったとする調査結果を発表した。

 26都道府県医師会から報告があった。

 調査は、2月26日から3月16日正午までの間、都道府県医師会を通じて実施した。

 不適切事例の中には、医師に重症の肺炎と診断された患者が、帰国者・接触者相談センターから「経過を見てほしい」と言われ、検査を断られたケースもあったという。日医は、地域によって検査能力に限界があり、対応が難しかった状況があったとみている。

このニュースから読み取れるのは、日本の検査数が増えない本当の原因は「検査体制が整っていない」から、と言えるでしょう。検査できる医療機関が限られているので、何人も検査ができないのです。

一般の病院やクリニックで検査が出来ればいいのですが、医療従事者がコロナウイルスに感染したり院内が汚染される可能性もあるため防護服や別部屋が必要です。それが整わない内はコロナウイルスの検査は増えないのではないでしょうか。

また、「仮にコロナウイルス陽性が判明しても入院できる病院がない」事情もあるようです。特にダイアモンド・プリンセス号の乗客乗船者を受け入れている地域は指定医療機関が満杯になっていて、重症肺炎の方でも転院拒否をされてしまう実態もありました。

専門家の皆さんは「検査しても感度が悪いので陰性の証明にはならない」「軽症者は新型コロナ陽性診断をする意義はない。症状があったら家でじっとしておいてもらう方が(感染を広めないために)大事なんだよ」と言っていて、検査好きの日本人の行動を制御しようと必死ですが

実のところは「検査体制も追いついていないし、陽性になっても重症者優先のために入院はできません。多少辛くても4日間は我慢をしてください。安易に検査には来ないで家でじっとしておいてください」というのが本音なのです。

その結果大多数の国民は「新型コロナウイルス感染症か」「ただの風邪か」「花粉症なのか」曖昧なまま、個人の判断で自粛を求められます。これでは誰が感染者か分からないので疑心暗鬼になりますし、ストレスがたまりますね。

「自分も感染者かも」と思って行動しよう

こう考えると、日本がいまのところ感染爆発が起きていないのは、中途半端な政策で行動制限を強いられているにもかかわらず、皆がよく耐えているからだと思います。

ところで現在テレビでなされる注意喚起のほとんどは「他人から病気を貰わないため」の方法です。ただ前述したとおり日本は検査の数が他国と比べて圧倒的に少ないです。したがって隠れ感染者も大勢いると想定されます。

本当なら外食や友達と会うことも避けた方がいいのでしょう。もし仕事以外の全ての外出(不要不急)をしないでほしいと言われれば、そうするしかないです。でも現在では外出は個人の判断に任されているので家で閉じこもっている人は少ないです。

もちろん外出自粛要請が出されていない地域でも感染の危険は当然あります。「自分も感染者かもしれない」と視点を持って行動することもとっても大切だと思います。

外出先で新型コロナに「感染しない・させない」ために

ライブハウスやイベント、スポーツクラブなどでの感染の危険は周知されいます。では少人数とのお友達と食事や屋外での遊び、日帰り温泉、ショッピングモール、家族で外食で感染する危険はどうなんでしょう。

私は感染症の専門家ではありません。これから書く「新型コロナに感染しない・させない方法」は独自の考えであることをご承知の上参考にしてください。

友達と食事するとき

最初は「友達と食事をするとき」の注意点です。大規模イベントや大人数での会食は自粛要請がされていますが、「友達と少人数で食事なら大丈夫」と思っている方もいるようです。でも

たとえ少人数での食事でも「相手が(隠れ)コロナ陽性だったら感染する危険はとても高い」です。

人と会う場合でも、相手と適切な距離を取れるなら、それほど感染に神経質になる事はないです。でも友達と食事を共にすれば最低でも1時間は話をしますよね。そこで目や鼻や口に飛沫が飛ぶのは避けられません。

新型コロナウイルスに感染するかどうかの分かれ道は、これから会う友達が「コロナウイルスに神経質なぐらい注意しているか」「自分も感染しているかも、との視点で他人に配慮をしているか」になると思います。

「最近風邪気味・・だけど熱は(測っていないけど)ないと思う・・」「昨日から喉が痛いけど熱はないから平気〜」「コロナなんて感染しても軽症で済むんだし〜」「なんかみんな大げさに騒ぎすぎぎだよね〜」

もし、これから会うあなたの友達が上記のような人で、万が一隠れ感染者だったとしたら・・一回食事をしただけでも感染するかもしれません。感染したくなかったら、しばらく会うのはやめておきましょう。

どうしても友達と食事をしたい時は

せっかく会うのに、すごく嫌な感じですが、この時期だけは神経質なぐらい細心の注意を払った方がいいと思います。どうしても友達と会いたい時の具体的は注意点をあげてみました。

  1. 無症状でも感染していることもあるので、お互いの飛沫が飛ばないよう広いスペース、広いテーブル、換気の良い場所を選びます。
  2. お互いに体調が少しでも悪ければ、会う直前でも正直に打ち明けてキャンセルしよう、と言っておきます。
  3. 食べている最中は大声で話すのをやめておきます。(唾が飛ぶので)
  4. 食事以外ではお互いにマスクをします。ちなみに市販のマスクは予防効果はないと言われています。小さなウイルスはマスクを容易にすり抜けるからですが、誰が感染者か分からない今の現状では、至近距離で話すときはお互いにマスクをしていた方が飛沫が防げるので安心だと思います。
    これ意外に「頻回に手を洗い」「顔に手を持っていかない」ことは基本です。とにかく「自分が感染源になったら嫌だな」とお互いに考えて行動すれば感染は防げるのではないでしょうか。

屋外での遊び

昨日(3月20日)あるテレビ番組で日中の鎌倉の小町通りの様子が放送されていました。衝撃だったのは狭い小町通りが満員電車と大して変わらないほど人で溢れていたことです。屋外でもこれだけ人が密集していたら、感染のリスクは高いと思います。満員電車の方が喋らない分まだマシかもしれません。

休日で天気が良ければ外に出たくなりますが、感染したくなかったら、あるいはさせたくなかったら「逃げ場のある屋外」に行った方がいいですよね。例えば、公園などの広場で空いているところにすぐに行ける環境だったらすぐ避難出来ます。

温泉施設

日帰り温泉好きの方は温泉やサウナで新型コロナは感染するのか?気になりますよね。これに関しては実際に神奈川県の相談センターに確認をしました。

結論から言うと、密閉空間になりやすいサウナ、狭い内風呂、脱衣所、換気の悪い狭い休憩所などでは感染リスクが高く、浴槽を介しての感染の可能性は低いそうです。

空いている広々した天井の高い浴槽、広い露天風呂で隣の人と距離を保って入る分には感染のリスクは低いかもしれません。しかし、脱衣所のロッカーの中、鍵、取っ手、洗面台、ドライヤー、トイレなどは汚染されている危険があるので自前のアルコールなどで消毒してから使いましょう。

特にロッカーや化粧台などの公共の場所に不用意に置いた自分のタオルで安易に顔を拭くのは危険です。

新型コロナウイルスは温度には弱いの?

新型コロナウイルスはどんな状態で死滅するのかは、まだ分かっていません。しかし2003年に流行したSARSコロナウイルスは56度の熱処理で感染性が急速にダウンしたとの情報もあります。

これを見ると高温サウナならもしかしたら大丈夫かも?と淡い期待を持ってしまいそうですが、新型コロナに関しては研究結果がなく不明ですし、スポーツクラブなどで感染者が運動して息が上がった状態になるとそこから大量のウイルスが出ることも分かっています。

サウナでも息が上がるので同じような状況になると思われます。したがって、サウナは現時点では避けた方がいいかなと思います。

家族で外食

子供がいる家庭では、自宅でこもっているだけでは飽きてしまいます。時には外食もしたいと思いますよね。ただ、外食も案外リスクが高いです。

最近、外食している周囲の人を観察して気づいたのですが、咳やくしゃみをする際に他人に向けないようにしているものの、お店の椅子やテーブルや周辺のものまで配慮はしていない人もいるのです。

つまりテーブルやソファや壁やタッチパネルやメニューや箸置きに飛沫が飛んでいる可能性は高いです。そこまで考えて使用後のテーブル拭きや消毒を行っているお店は少ないので、お店で触るものは全てコロナウイルスが付いていると思って行動した方が安心です。

また、自分が感染源にならないよう体調が悪かったら外食は控えるのは当たり前ですが、不意な咳き込みやくしゃみに対応できるよう、タオルを用意して口をすっぽり覆い、飛沫を絶対にまき散らさない配慮をしましょう。

新型コロナ対策として、「席の間隔を空ける」「定期的な換気をする」「店に入る前の手指消毒」などを徹底しているお店もあるようです。

しかし「営業時間の短縮」や「店員はマスクを着用しています」ぐらいの対策しかしていないお店もあります。お店選びは「どれだけ新型コロナに関してきちんと対策をしているか」を目安にしましょう。

買い物の時のマナー

外出は控えるといっても日常生活に必要な買い物はしますよね。買い物も不特定多数の人が集まるのでリスクはあります。スーパーなどでは出入り口にアルコール消毒剤が設置してあるところが多いので、入る時と出る時に手指を消毒しましょう。

入る時に消毒すれば、自分の手にウイルスが付いていたとしても、それでお店のカゴや商品が汚染されるのを防げます。出る時は自分の身を守るためにやはり消毒が必要です。

次に大事なのは「やたらに商品を触らないこと」です。少しでも賞味期限のあるもの、少しでも量の多い惣菜、新鮮なイチゴを、などの理由で商品をやたらに触る人がいます。私もついやってしまうので人のことは言えませんが、商品に頻回に触るのはいまの時期はやめた方がいいと思います。

クラスター対策より個人が感染しない・させない方が大事

新型コロナウイルスの感染防止に関して個人ができる具体的な方法を紹介しました。検査もなかなか出来ない状態で行動だけ制限され非常にモヤモヤしますが、頑張って乗り切りましょう!

新型コロナウイルスカテゴリの最新記事