第77回 リバウンドをしない方法(食べ過ぎになる心理的な理由)

第77回 リバウンドをしない方法(食べ過ぎになる心理的な理由)
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満腹なのに満足感がなく食べ過ぎる原因は大きく分けて三つあります。

1、外的刺激によるもの

2、セロトニン、レプチン、によるもの

3、心理的な要因によるもの

今日は3、の心理的な要因による食べ過ぎについてです。

 

食べ過ぎる時の心理要因は二つある。

心理的な要因で食べ過ぎる時って、どのような時でしょうか。
それは、
気分を上げたい時、
ストレスがある時
 、
大きく分けるとこの二つになると思います。  

1、気分を上げたい時
意欲が上がる時に活性化するのがドーパミンでした。

毎日の生活が同じ事の繰り返しで、つまらない 気分が上がらない、
そんな時に一番手軽に出来るのが 「食べる事」になるわけです。

2、ストレス発散で食べる
ストレスには急性と慢性があります。
急性ストレスとは、森の中で熊に遭遇したような 場面で感じるストレスです。
その時は交感神経が優位になり、ストレスホルモンが分泌されます。

おかげで心臓の動きは早くなり血糖値は上がり、戦闘状態になります。
この時は消化やリラックスに関わる活動は引っ込んでいます。

では慢性のストレスの時はどうでしょうか。
常に戦闘状態でいるので、心身共に悪い影響が出てきます。
循環器系の疾患、心の不調による消化性潰瘍などの原因になあります。

そして、長い戦いに備えて脂肪を貯め込もうとします。

人は安心感や喜びといった正の感情の時よりも、怒りやストレスなどの
負の感情の時の方が食べ過ぎる傾向があると言われるのはこのためです。
(慢性ストレスの状態では食欲がなくなって痩せる人もいます)

息抜きの時間がない、人間関係で悩みなど、ストレスを感じる場面は様々ですが、
ダイエットで食事制限をしている場合も、抑圧感から負の感情を引き起こします。


食べる事は悪い事ではないですよ。

友達と話す、アロマや瞑想をする、 音楽を聴く、スポーツをする
・・ ・・食事以外の趣味やストレス発散法は沢山あります。

これらの方法は、気休めではなく ストレスを沈める効果があります。
でも、多くの人がそれを選ばないのは理由があります。

それは、食べるという行為が一番馴染みがあるからです。
音楽や瞑想は生活する上であってもなくても困らない物です。

だからその人にとって馴染みがなければ選択肢として上がって きにくく、
分かっていても「面倒だな~」と思ってしまうのです。

 それに対して、食べる事は必然的に行う行為です。
馴染みがあるから、一番分かり安くて安心するのです。

美味しい物を食べれば満たされた気持ちになり、更に
その経験がストレス発散法として、強化されます。

私は食べて(飲んで)ストレス発散するのは悪い事では ないと思います。

大人になれば自分ではどうにもならない事はあります。
子供のように周りに当たり散らせればいいのですが、 それが出来ないから、
食べて解決しようと思うのです。

これを読んでいるあなたの解決法は食べる事かもしれませんが
例えば、お酒、タバコ、ギャンブル、買い物、恋愛、仕事など
人は色々な事に依存しながら自分を保っているのだと思います。
それが身体に良い作用をするか悪く働くか、の違いです。

とは言っても、食べ過ぎ(飲み過ぎ)で身体を壊してしまったら いけないので、
次回は心理的満足感を満たせばいいのか、具体的に考えます。
 

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