あなたの心を満たす40歳からのダイエット

ストレスのない糖質制限で健康になる方法を伝授します。

第一回 すがっている物は、何ですか?

time 2013/11/04


私が看護師として最初に勤めたのは、こどもの専門病院でした。
新生児から児童までの子供が入院しており、
内科、外科、脳外科、循環器科などに細分化されていました。

一番最初に配属されたのは「精神療育棟」という、
精神的な問題をかかえる子供とその家族を支援する病棟でした。
その中で今でも印象に残っているのが、拒食の状態だった子供たちです。
その子達は自分の体形へのこだわりが大きく、太った自分は許せない、
という自己否定の気持ちを持っていました。

根本の原因は親子関係や、学校であった嫌な出来事など
様々だと思いますが、共通していたのが

「痩せている今の自分にすがりたい」という思いだったのではと思います。

一旦、食べ始めてしまったら、歯止めが利かなくなる恐怖心、
ちょっと押せば自分が全て崩れてしまいそうな、すれすれの
心の状態で、毎日頑張っていたのです。

実は私も30代で、たまたま成功したダイエットをきっかけに、
徹底的に食事制限をした経験があります。

もともとそんなに体重が多かったわけではないのですが、
ぽっちゃり型から、簡単に5キロ痩せたため「もっと頑張ろう」
と欲張りました。

昼間は、ママさん仲間とエアロビ。夜はダンスでカロリー消費。
食べた物を全て記録し、毎日体重計に乗って
一喜一憂していました。更に3キロ痩せました。

その結果どうなったかというと、久しぶりに会った友達が
マジマジと私の顔を覗きこむほど顔のしわは深くなりました。

あれから10年近く経ちますが、もしかすると今の私の方が
若く見えるかもしれません(笑)それぐらい不健康に痩せました。

でも、ダイエットは止めませんでした。

今思えば、結婚して子供が生まれ、一旦仕事を止めて何となく
生きていた頃だったので、「痩せた状態を保つ目標」とか、
「自分が生きている証が欲しい」など、
大げさかもしれませんが、そんな思いが強かったのです。

やがて規則正しかったはずの生理が止まるようになり
「これはヤバイ」と思ったのをきっかけに、
私のダイエット生活はやっと終了しました。

この経験が「ダイエットは目標を持ってするものではない」
「健康法もダイエットも囚われ過ぎず、ほどほどにやる方が良い」
という今の私の考え方の根底になっています。

その後、本格的に予防医学に携わるようになったわけですが、

その中で出会った人の「食べ過ぎ、タバコ、お酒、甘いもの」を
止められない心理は、拒食だった子供やダイエットをしていた
頃の私と同じなのでは?と思い始めました。

何が同じなのかというと、タバコやお酒や食べる事で自分の現状を
保っている、ということです。自分の現状とは、

仕事の期限が迫っている状況だったり、
管理職として部下をマネージメントしている立場で
あったり、家庭が大変なのに会社を休めない状況など様々です。
ちょっと押せば自分の心が崩れてしまいそうな、すれすれの状態で、
仕事や生活を頑張っている。

タバコやお酒や甘いものを手放せないのは、そのような方が
多かったのです。

タバコを吸っている人は、タバコを吸うという行為にすがりながら、
自分にしか出来ない仕事をこなしている。

お酒は酔っ払っていい気分になる事で、素面の時の痛みを忘れたい。

甘い物を止められない人は、日常から解放され幸せな気分を味わいたい。

私はタバコもお酒も飲めないので本当の気持ちは分かりません。
しかし、私自身が、ここ最近で、どうしても手放せなかった物を
二つ止めているので、依存から抜ける思考法については、自信が
あります。(機会があれば、お話したいと思います。)

最後にダイエットの話に戻します。痩せるのって意外に簡単です。
どちらかと言えば長い人生の中で、適性体重を維持する方が
大変なのかもしれません。

本当のダイエットの成功とは、本来の適正体重に戻し
ダイエットの事を考えなくても、自然に体重を維持出来る事です。

だから目標を決めて頑張るダイエットは、無意味であるだけでなく
大切なあなたの人生の大半をダイエットに費やす結果となり
ダイエットに囚われ、食べたい物も食べられず、リバウンドを
繰り返す有害な結果を招きます。

40代からのダイエットは、自分の心を満足させる方法を見つけ、
自分の体調を整える自然に適正体重を維持するやり方がいいのです。

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自己紹介

吉村 真佐美

吉村 真佐美

看護師・栄養カウンセラー   1、長く続けられる 2、楽しく食べる 3、糖化、酸化、慢性炎症の予防を 目標に食の安全と健康を最優先にした糖質制限を行う。 以上を元にダイエットについてのお手伝いをしています。 [詳細]